<<うつ病>>うつ病からの開放(2)

 日本では、うつ病者に対して「何も考えないでじっと静かに、安静が必要だ」と患者さんへ言っています。

安静にして薬だけ服用し、「うつ病」から解放されても再発したり、また、別の病気になったりもします。

それは何故か?ですね。

{安静、安静、安静、薬、薬、薬}だけでは、絶対に駄目だと思っています。

 

 日本では、精神科医や診療内科医の先生方が、本当に「心理療法」に自分で関わる事が少ない様です。

「心理療法」にも各種ありますが、本当に<自己を見つめる心理療法>について、先生方が理解できないようです。

本当に間違いない事実と思うし、注意が必要だと思います。

 

 時折ですが、自分は有能な人間だと自負していた人達でも、一度人生の壁に衝突して「うつ病」になってしまうと、もはや如何ともしがたい状況にまで落ち込んでしまう場合もあります。

世間では有能な人達ですら一度でも人生の迷路に迷うと、その迷路から出られないのです。

視野狭窄となり、拘った事柄から<思考が抜け出られない>のですね。

学問に秀でていれば「うつ病」にはならないかと問われれば、これはあまり関係ないと思われます。

どんなに学問が出来優秀でも、自分の心を学んでおかないと駄目ですね。

学問が優秀な人でも、二重人格性や多重人格性の人達を時折ですが見受けます。

すぐに分りますね。

 

 何度も繰り返しますが、「うつ病」になってしまったら、自分の生い立ちの心を点検する事です。

そうする事で、「うつ病」の答えは自分で見つけられる筈です。

 

 「自分の過去の心を見たくない」と言われる人達を見ます。

自分の過去の心を拾い上げて知っておかないと、本当の自分を生きる事にはならないでしょう。

精々、自分らしい生き方・・そこには少し<あやふやな自分>の生き方しか出来ないと言っても良いでしょう。

 自分一人で自分の過去を見詰める勇気の無い人達も時に見ます。

この様な場合は、援助・支援として親が「心理療法」を受ける事が絶対に必要です。

そんな子供(大人もいる・・)を育てたのは{親}です。

だから子供が育つ過程で、親が自分の過去を一緒に調べる。

親はそれだけで嬉しくなるものです。

何故に子供がうつ病になったのかも見えてくるし、自分の抱えていた心の葛藤も全て解消出来るからです。

 

 親と子(大人もいる・・・)が、一緒になって自分達の過去を探索して行けば「うつ病」は限りなく早く治るでしょう。

両者の「過去の心の和解」だけなのです。

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