<<家族・親子>>「子育て・親の責任」(2)

 確かに、一部の親は子育てに夢中になる。

一生懸命に育てようとする。

極一部の親は、全くと子育てには気持ちが向いておらず、自分の好きな事柄ばかりしておいて、子育てには全然と心を向けずに、好きな事ばかりしている親もいる。

親が、仕事もせず自分の遊びに夢中になっている場合もある。

親が、自分の仕事にのみ気持ちを向けて、子育てには全く関心を持たない場合もある。

子育てに戻って、親が努力をするとしても色々なケースが有る。

勉強!・勉強!などと、勉強に一点張りの親も居る。

勉強はさておき、スポーツや趣味、或いは専門的な一部の芸術など、親が自分の考えている事に夢中になり子供へ強制する場合もある。

必ずしも親は“勉強”だけを押し付けているものではないだろう。

 

 子育てについて、ある意味では親が余程に注意をしていないと、子供が幼い時には有能に育っている様に見えても、駄目な大人になってしまう場合も沢山とある。

本当に子育ては難しい。

 

 子供が大人になって駄目人間であった場合は、矢張り親の責任である。

有能・天才的に育ちながらも人間社会の掟に付いて行けず脱落して身動きできない場合も起こってくる。

親が上手に育てた積もりでも、子供がある年齢になった時、突然に<幼児帰り>してしまう場合もあるので、プロの心理士から見れば不思議というか何とも悲しいものでもある。

人格水準の低いまま、学問だけは優秀であったが他者との心の<やりとり>を全く解釈出来ないままで成長した人もいる。

未熟なまま大人になった人達を、心理士が賢明になって「心理療法」により心の成長を計ろうとするが、どうしても一対一の「心理療法」では、彼等を精神的に成長させてあげられない場合も多々ある。

「心理療法」に関わっている心理士が上手でない場合も有り得る。

心理士がどんなに有能であっても駄目な場合もある(これは心理士が駄目人間なのではなく、クライアントがあまりにも人格水準の低いまま大人になったケースである)。

 

 心理士は当人の母親や父親になる事は出来ない。

仮に本当にそんな役割をすれば、クライアントはそれなりに人生を生きては行けるが、二度と実家に帰る事は無いだろう。

だから子育てについては“親が悪い”、間違いなく悪いのである。

 

 「親の因果、子に報い」

その間違いを親が心底と気づいた時に、子供を見る眼が変わる。

どちらかと言えば、親が先に「インターネット心理療法」を受けないと駄目です。

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