<<心の世界>>衝動買い(1)

 他の人から見れば、「衝動買い」なんて簡単に止められそうですね。

しかし当人にとっては、なかなか止めようと思っても止められずに悩みます。

眼前の物、特に着る物や履く物、絵画などが多いですが何でも買ってしまう人がいます。

親から意見されても「衝動買い」は止まりません。

まして他者から注意や助言されても、その言葉などは全く役立ちませんね。

 

 どうして「衝動買い」をするのでしょうか?

本質的には、生い立ちの心の中にストレスを抱え込んで、心の底、即ち無意識や潜在意識の中(自分の深い心の中)で葛藤を処理出来ていないのです。

だから「衝動買い」をしてしまう本人は、自分の今の心をしっかりと操作できずに困っているのです。

今の自分の心を本当に変えたかったら、過去の自分の心を変える事です。

 消費者金融(所謂サラキン)などから借金するのも、自分がしっかりと返済できる能力を持っていれば良いのですが、返済の力量を持たないまま借金する場合が多いです。

殆どの場合で、家族、特別に親を困らせている事が多いです。

「衝動買い」も借金買いになる事が多いですが、自分がお金を返せる範囲であれば、まだ良い方でしょう。

生活費に追われて<身動き>出来なくなる場合も多いです。

 

 過去の自分の心の葛藤が、現在の自分の会話と行動と心を如何に動かしているか・・・、だけです。

皆、自分の本当の心に気づいていないのです。

だから自力でなかなか治せません。

 心の学習を、格別に無意識と潜在意識と顕在意識の心のトリックについて勉強出来ている人、また、格別に心理療法に長期間に渡り関わっている人であれば直ぐに分かる筈です。

過去の心を探索する“心理療法”さえ受ければ、自分の「衝動買い」の原点の心を理解出来るでしょう。

そうすれば、直ぐに「衝動買い」も治ります。

「本当の自分とは、どんな人間か?」を分かって生きる事が大切です。

 

 日常生活を有意義儀に生きる為には、誰でも<自分の歩いて来た過去の心の軌跡>を紐解いておくべきなのです。

見せ掛けの自分ではなく、本当の自分を生きる為にです。

それが出来ていれば、例え自分にどんな難題が振りかかかって来ても後悔しないで済みます。

自分の問題として受け止める能力が出来ているからです。

自分の建前と本音の心(潜在意識や無意識と言っても良いですが・・・)を、しっかりと体得しておくべきですね。

「衝動買い」止めたくても止められないのです。

当人は辛く感じていますが、他人が注意しても止まりません。

心理士が当人へ、“本当の理由・心の底”を教えてあげても伝わりません。

「何故そんな事を言われるのか分からない・・・」と、返事が戻って来るだけです。

腹も立つでしょう。

 

 本人が“心理療法”を受けて初めて体得できる<心の世界>なのです。

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