親の考え方には次の様なものがあります。
色々とありますが少し整理してみましょう。
○ 親自身が育ってきた過程、幼少期~思春期~現在にかけて{心を満たせなかった}事柄を、自分の心を満たすために“子供にその部分を求めようとしている”。
自分の満たせなかった事柄を子供に求めるから大変です。
○ 親自身が自らの親に求められた様に、自分の地位に満足しながら“子供を自分の地位まで引き上げておこうとする”。
これも、子供は親の心にはついて行けないものです。
○ 親自身が、“幼少期から貧乏だった”、“不幸だった”、“自分の親の様になりたくなかった”また、“自分は幼い時に苦労したから、自分の子供もこの程度の苦労は当たり前”などと考えていると、複雑な思いで子供を育てる事になります。
○ 子供には自分の様に苦労しないように育てたいと考えている。
○ 親自身、幼少時に自分の親から虐待などを受けていた場合、余程注意していないと“子供を虐待してしまう”事も多くありますね。
親から虐待を受けて自分が育ったから、自分の子供にだけは<虐待しない>でおこうと考えている親は立派だと思います。
しかし実際に人間社会で、そんな親が思わぬ苦労をしていると、“気づかないままストレスを子供に持って行く”場合も多いですね。
○ 親自身、自分の親から無関心のまま成長した場合は、子育ての方法を知らないままで時間が流れる事も多いですね。
要するに、親自身が自分の親から放任主義で育った場合、どちらにでも子育ては流れるものでしょう。
子供は自分の親を{反面教師}として受け取って育つ場合であれば結構と良いのですが・・・。
親自身、自分の親が嫌いだと思い続けて育っても、同様に{反面教師}ととるか、そのまま親を恨みっぱなしで育って行くか、人生は180度変わる事があります。
親自身が、自分の親から過剰干渉で育てられた場合も矢張り紙一重で、{反面教師}ととるか、そうでないか・・・如何なる方向に流れるかでしょう。
いずれにしても子育てをして行く親は、自分の過去に歩いて来た心の奇跡を十二分に知っておくことが重要ですね。
親自身が「インターネット心理療法」を体験するだけで良いのです。
とにかく、親は“本当の自分の心”を、本音も建前も知っておかないと大変です。
親は自分の生い立ちを熟知して、始めて子育ての{立て治し}ができるのです。