<<講演>>人の話「会話・行動・心」(5)

 異常会話、異常行動などは、「心」を土台にして発せられるものです。

異常会話も異常行動も、大脳性理学的に脳脊髄液、神経内分泌、免疫などと絡まって表現されてくるものの様です。

「心」がパニックとなると、善悪の判断も出来ない・・・、異常会話、異常行動などを引き起こす・・・、この様な事柄も全てが過去の深い意識ですね。

無意識と潜在意識と顕在意識(現在意識)のアンバランスの問題が関係しています。

当然、脳脊髄液のバランスも壊れているでしょう。

 

 「心」と「体」は密接に関連しています。

その中間である脳脊髄液や血液にも変化が起こって来る様ですね。

人の記憶は、大脳の“海馬”と言われる場所に蓄積されたまま、人の一生に残っていく様です。

現在を生きていると、皆さんの日常生活では“過去など関係ない”または“過去は意識せず”暮らしているものです。

怖いですね。

 

 自分の過去の心が現在の全てを動かしています。

先天性や素因などに関連している場合は仕方無いにしても、体までが自分の過去の心に支配されているものです。

“行動”というものは、{体が動く}というものでもあります。

人は、自分から外を眺めて生きる<外観的>な生き物でもあります。

全ての生き物は<外観的>な存在でもあるでしょう。

人は明確に「心」を持っていますし、その「心」が自分の全てを支配しています。

そう、人は自分の過去の記憶を何時も明確化して生きているものではありません。

ですが、その気づいていない無意識の中に動いている“トグロを巻いている「心」”が一番に大切です。

 

 今現在に考えている事柄は、過去の心に裏打ちされています。

人が現在と未来を考える事は、兎に角その人が過去から現在に至るまでの心で作り上げた心、その心で全てを判断しているのです。

 皆さんは、“自分の過去の心は関係ない”と思われていませんか?

両若男女を問わず、医師も宗教家も心理士も、どんなにお金持ちの人も、科学者も、地位のある有名な人も・・・、一度でも良いから自分が生まれてからの過去の心の足跡を振り返り辿ってみる事です。

どんなに自分は“賢い”、“偉い”と思っていても自分の過去を振り返ってみない限り理解出来ません。

 

 或る人が当方に「人生を悩まずに生きるなんて不可能だ」言われました・・・。

簡単に出来るのです。

その人に対して一言「人生勉強が足りていないので、仕方ない・・・ですね・・・」。

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