<<講演>>人の話「会話・行動・心」(3)

 心の話をしていますが、視野を変えて見詰めてみます。

悩まない人になるためにですね・・・。

人は一体、どんな心を持っているか?

如何なる心を持って人生一生を終わるのか?

知っておられれば良いのですが・・・・・。

 

 最初に、“自分の心”を充分に知っていないと自分以外の他者“他人の心”が見えません。

「心の学習」とは、心の底から“人生とは何?”と、真剣に考えて勉強しないと駄目なのです。

 俗に“本音”と“建前”と言う言葉が有りますね。

多分皆様は、この言葉は聞いたことがあると思います。

しかし、いくら言葉を知っていたとしても実際にその意味が理解出来ていないと役立ちません。

 

 謙虚になって、ふと立ち止まり自分の心を見詰めると、沢山の気づいていなかった心が見えて来ます。

自分の心を自己探求する方向性が大事です。

本当の自分、“自己とは?”、“自分の存在とは?”などの心をどの方向から眺めるかなのです。

「自分の心は充分に沢山知っている」と自己主張されても、自分流で勝手に理解出来ていることでは駄目なのです。

 人には、“性格”というか厳密には“人格”と言った方が良いのでしょう・・・、その人格は、会話や行動にしろ、全て「心」が土台になっています。

即ち、「心」が会話や行動を動かしているので、人間にとって一番に大切なものは「心」なのです。

「心」が丈夫で、“自分の心を自分でしっかり操縦”できれば人間社会を気楽に生きていけるのです。

自立した人間として此の世を生きるには「心の学習」が物凄く大切なのです。

単なる{心理学}を勉強しただけでは、人間世界を上手に生きる事は無理なのです。

 

 人が人間社会を生きるには、家族の中、学校の中、職場においても、常に誰かと何らかの関係がある筈ですね。

自分以外の人に対して、上手に付き合いが出来る事。

自分の投げ込まれた状況や環境に上手に対応と適応が出来る事、それで充分です。

そして本当に人生を気楽に生きるには、眼前の人達皆に対応できる自分が必要です。

何事が起こっても立腹しない事です。

そのためには、自分の心の{器}が大きくないといけません。

 大きな人間、誰とでも生身の付き合いが出来る人に・・、また付き合えなくて苦悩を感じるのであれば、そんな自分に納得する事が大切です。

「納得」するところから心の平安を得ることが出来るし、「納得」出来れば、そこから這い上がる努力が必要であると感じる筈です・・・・。

本当の自分、自己に「納得」し「認める事」です。

 

“恥ずかしい”、“劣っている”、“駄目人間”と認めれば、努力せざるを得ないです。

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