この講演では、悩まない人になるためのお話をしますので、その気持ちで耳を傾けて下さいませ。
人が人生を生きる上で、悩んだり苦しんだり、不安神経症、心身症、うつ病・・・などにしても、そうなってしまう理由があるものです。
また、異常会話、引きこもり、登校拒否、校内暴力、非行、薬物依存、アルコール依存、出勤拒否・・・などにしても、自分の気づいていない心があるものです。
その気づいていない心が、今現在の自分の心を引っ張る、或いは、自分の心を圧迫しているのです。
自然に自分の心が動かされると言っても良いでしょう。
人生において一番大切な事は、人対人、人対環境の問題でしょう。
人間社会で生活する以上は、幼稚園・学校・先生達・隣近所の人達・職場の人達・・・・様々な人間同士の接触がありますし、これを避けて通ることは出来ません。
自分が、どの様な人に対しても相手の心に対応出来るかどうかであり、眼前の状況や環境に適応出来るかどうかと言う事です。
“あの人が嫌い”、“こういう環境は嫌い”・・・などと言い始めると、何もかもが嫌になってしまいます。
皆さんは、人生を生きて行く上で“自分の好みの{もの}や{人}を求める”ものですが、自分にとって都合の良いものばかりが手に入るものではありません。
人は誰しもそれなりの<欲望>を抱えて人生を送っているので、兎角その<欲望>が衝突する場合も多く有ります。
心を合わせる事が嫌いかどうかですね。
心と体の心身相関がありますので、マイナスの心が多いと自分の体のバランスも壊れます。
自分の心を、自分の心で壊している場合が沢山とあります。
人の心、皆が同じ考え方をしている訳ではありませんね。
皆、生い立ちも皆違いますし、性格・人格というか{心}が違っています。
皆がそれぞれの{心}を持っています。
私は、このように感じています。
人は“心の勉強”が足りていません。
いや、日本の医療の世界で、お医者さんも含めて{人の心}についての学習が足りていません。
日本の医療の世界では、医学生の時から“格別に{人の心理学}が大切である、そして、どうすれば人は<悩みの心>から解放されるのか・・・”、などの学習はありません。
人の悩み苦しみを<どうすれば治してあげられるか>を、医師、少なくとも精神科医や心療内科医は知っておくべきなのですが・・・当方では何時も思っています。