<<講演>>人の話「会話・行動・心」(1)

 人は、常に誰かと一緒に人生を共にして生活しています。

人以外の生物、動物や植物は、遺伝子に組み込まれた生活習性、或いは、自然天変地異などの嵐にさらされ、余儀なく単独で生息する場合もあります。

人、一人では人生を生きる事はできません。

淋しくて孤独感で悩むことになります。

人は、孤独感に弱い生き物でもあります。

人は、家族という集団(母、父、兄弟姉妹など)、学校での集団(生徒や学生、先生など)、会社や研究室での集団など、生きて行く上ではどうしても集団生活を余儀なくされます。

其処には家族であっても社会であっても、自分と他人との関係、即ち、コミュニケーションがいやおうなく必要であるということになります。

社会で働き、幾らかの金銭を得るためには、職場での適応能力が必要です。

そう、人として生きるには・・・。

 

 私達人間は、誕生してからが人間なのか、誕生する前から人間なのか、どの段階で{人}と呼ぶのでしょう。

此の世に生まれ出て来る前から{人}と呼ぶならば、特に、産科学の科学と技術の発展は、人工的な操作が進歩して素晴らしい事ですが、人の住む地球上での各地の文明や文化や科学や宗教など、様々な分野からの意見が違って判断されるので、これについてはなかなか難しい問題でもあります・・・。

 

 産科学の発展により、世界の一部の国では男女の産み分けも考えられている様です。

また、本来なら此の世に誕生する予定だった人が、遺伝子診断などにより四肢五体満足であるかどうか・・・。

色々な事が分かるようになり、赤ちゃんを誕生させるか否かなど、人は余分な選択枝を決めなければならなくなったのです。

余分に考える事柄が多くなっています。

人として誕生するまでに、胎児には多種の災難もあります。

人工受精は幸福をもたらしますが、仮に赤ちゃんの誕生を得られなかった場合、その分だけ余分な金銭と、悩み続ける余分な時間が必要となる訳ですね。

人間世界では、良い事が出来れば片方で悪い事なども生じるみたいです・・・。

 

 人は、誕生した時から思考や行動(会話は出来ないにしても)があると思われますが、実際には母親の胎内にいる時から、母親の呼吸や心音や心臓の拍動数などにも影響を受けていることでしょう。

“胎教”などと言われていますが、ある程度は否定できない事実でしょう。

今回は、「会話・行動・心」人の原点というか、誕生前からの話を最初にしておきました。

「人の心」は大事なものです。

 

 悩まない人になるために勉強の番組を開始します。

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