<<講演>>人生への理解(9)幼児期~小学時代

 <人は何を考えて人生を生きるのか?>この事を理解できる人は素晴らしいと思われる。

この事について充分に体得していれば、自分なりに自分の心をコントロール出来るので、心の{どん底}にまで陥ってしまう事はないと言える。

ここでは、乳児は除外しておきたい。

 

 幼児期に、例えば母親と買い物に出たとする。

玩具を買う時に<駄々をこねたりもする>ではないか。

明らかに当人は理解していないが、それだけ駄々をこねると母親が<買ってくれる>と計算しながら演技でやっているのである。

幼稚園等に入ると、既に“登園拒否”などもある。

登園拒否が、幼稚園でのストレスか?と問われれば「違う」と、皆さんに伝えておきたい。

登園拒否になる園児は、その前に家庭で{母親、父親、兄弟姉妹}等について、欲求不満を大量に抱えている。

こちらの心の葛藤を、先決し治してあげる方が早い。

登園拒否になる<切っ掛け>は、幼稚園等で“何か”があったにしろ、原因ではない。

 「因果応報」とも言うが、家庭での心の葛藤を家族の皆が心揃えて解決すべきである。

勿論、登園拒否だけが心の葛藤なのではなく、家庭で彼等の顔・表情や行動様式を観察していれば気づく筈なのである。

{目は心の窓}、{顔は心の窓}、{行動様式も心の窓}である。

しいて言えば、その人の目は{家族の心の窓}にもなっている。

子供の顔を見ていると直ぐに分からなければいけないと思うが、一般庶民には理解しがたいであろう。

悲しい事ではあるが、それも人生か・・・、なのであろう。

 

 小学校の児童では、もっと色々様々な問題が起きる。

登校拒否は勿論、悪口、陰口、喧嘩、暴力、非行、万引き、パソコンゲーム、携帯電話、刃物を使った犯罪・自殺や他殺まで・・・、昨今では事件が起きる様になって来ている。

 

 小学高学年になって来ると、思春期前期となるのでもあろう。

男性は女性を、女性は男性を、異性として意識を持つ様にもなって来る。

やきもち、嫉妬、妬みの心なども持つのである。

 

 一方家族では、学問とスポーツ、その他の板ばさみで沈没する子供もいる。

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