<<うつ病>>究極の世界(19)

 人間、悩まなければ「うつ病」にはなりません。

“先天的大脳の変化でうつ病になる”と言う結論は、医学会では未だ報告されていません。

先天的に、遺伝子だけを見てこの人は必ず「うつ病」になるなどとは、そんな論文は当方も見たことはありません。

まして統合失調症であっても、今のところ100%遺伝子、この遺伝子を持っているから何歳で統合失調症になるなどとは、未だ明言されていません。

 

 次第に年老いて来ますと、他の脳実質病変の影響で<うつ病傾向>になっていく人達も居られます。

ですが、本当の“うつ病者”ではないですね。

 どんなに学問に秀でていても、{人生の全体}が見える人はあまり居ませんね。

そう、“生まれた者は必ず滅する”だけの事ですが、この事が結構と見えないものです。

 あくまでも誕生後から生い立ちの中で、人格が完成されて行きます。

まだ“母親の胎内にいる時に、受ける心の外傷体験”も明言されてはいません。

「胎教」だとよく言われます。

当方も「胎教」については、胎児も母親の心身状況で<何らかの目には見えない影響>を受ける可能性だけは、否定できないようにも思います。

どんなに「心理療法」を続けて受けても、母親の胎内に居る時の心の回想は出来ないみたいです。

しっかりと過去の自分を見る「心理療法」を体験すれば、2~3才までの過去の記憶を辿ることが出来るものです。

 遠い過去の心に、幼児の時から自分の心が{本当に善人}だったか{善人ではなかった}のかを確認する・・・、自分の心を再発見し確認して、心の{受け取り治し}をしておくことが大事です。

本当に大事です。

 

 今までに何度も述べましたが、{過去の心}が{現在の心}を作る。

{現在の心}が{未来を見る心}を作ります。

 

 最後に学問的な言葉を使います。

現在の心よりも、過去の心が大切なのです。

潜在意識ですね、そして、無意識の心の世界なのです。

無意識の心の世界が底辺で、その上に潜在意識の心の世界、その上に現在の心の世界(現在意識=顕在意識)が成り立っています。

各種神経症、うつ病、躁うつ病、各種心身症、など・・・全ての病根は“無意識の心の世界”にあります。

病根は“潜在意識の心の世界”にもあります。

 

 統合失調症では、薬の服用は絶対的に必要ですが、人格を磨く事は非常に大切です。

人格に弱点を持っている人達が一般的には多いですから・・・。

だから、過去を見る「心理療法」が大切なのです。

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