<<うつ病>>究極の世界(17)

 「うつ病」は簡単に治る病気なのです。

しかし、薬だけ服用すれば簡単に「うつ病」が治るのかと問われれば、当方の体験から見ていると「薬だけでは簡単に治りません!」と伝えておきます。

上記は真実ですね。

自分の心が変わる事が重要なのです。

 

 そんなに重症でもない「うつ病」の人達でも、薬の内服だけでは「うつ病」のトンネルを通り抜けるのに時間、歳月がかかるものです。

 頭の上に、或いは体の全身の上に、大きな岩石が圧し掛かっていて身体は見動き出来ない状態の様、こうなるとかなりひどい「うつ病」です。

結構と症状の強い「うつ病」の人達が、汽車・電車・新幹線など利用する場合です。

列車が近づいて来ると・・・プラットホームで乗車する人達は待ちますね。

しかし、彼等は列車が近づいて来ると、ひとりでに自分の体が吸い込まれそうな、また、列車の眼前で飛び込みそうな気持ちに晒されます。

彼等は、高所に上がり遥か下方を見下ろすと、矢張り自分が眼前の絶壁から吸い込まれて落ちて行ってしまう様に感じます。

沢山の人ごみの中を歩くのは何と疲れる事でしょうか。

「うつ病」の人達は、目眩や足元が宙に浮いた感じ{浮動感とも言いますが・・}、呼吸困難にも襲われて意識不明で倒れそうにも感じて来ます。

また、狭い場所、格別に出口の無い部屋などに入ると、恐くなり動悸までが起ってしまい、死ぬのではないかとパニックになりそうです・・・呼吸困難にもなりそうですね。

広い場所に投げ出されると、その広い場所から目眩がして歩け出せない時もあるでしょう。

歩くのにも、恐くて歩けないのです。

デパートの中など、うつ病者は嫌います。

矢張り、人混みが多いと目眩や浮動感などで転倒しそうになります。

うつ病者は、最初からその事について知っていますから、特に込んでるデパートには行きたくないものです。

他人と対面で長時間にわたり話をすると、段々自分の頭が回転しなくなるので疲れます。目眩もしますし呼吸困難にもなります。

全て述べた訳でもないのですが、上記の諸処症状を自分で<予期不安>として感じるので、うつ病者はそんな場面を避けて通ります。

 

 五官・六官を、自分で自分の思う通りに動かせないので、大変に悲しい辛い思いをしながら毎日を過ごします。

なかなか自分のこの様な症状を他人に話せる訳ではありません。

自分の心の自己防波堤が壊れた状況が続くのです。

だから、悲しい、孤独、憂うつ、情けない、生きているのがしんどい、辛くなります。

 

 大変というか、面白いというか、沢山の人が悩みます。

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