<<うつ病>>究極の世界(16)

 「うつ病」になる{切っ掛け}は沢山とあります。

根源の{因}は“生い立ちである”と、くどい程に言ってきました。

即ち、作り上げられた人格に関わっています。

「うつ病」だけでなく、各種神経症・各種心身症・過食や拒食・過敏性大腸症・・・その他、いじめ・登校拒否・非行・家庭内暴力・校内暴力・引きこもり・ニート・アルコール依存・薬剤依存症・各種の犯罪・・・、全てが生い立ちの心に左右されています。

 

 全ての子供達は、それなりに悩みながら育つものであります。

生い立ちから過去を通して、どの位の心の葛藤を抱えているかの問題にもなってきます。

また、生い立ちの過去の心の葛藤は、何時も常に、同じ葛藤の量で現在を強迫しているものではありません。

たまたま現況が恵まれていますと、過去の心の葛藤は潜在意識や無意識の底に静かに横たわっています。

但し、一度現況が不況に陥ると、自分の過去の心は芽を吹き出してきます。

     「うつ病」は、過去に強迫されています。

     ヒステリーは、眼前の現在に強迫されています。

     強迫神経症は、未来に強迫されているとも言われます。

ですが、結局上記の3疾患は、見掛けは<その様に見えて>も突き詰めて考えると矢張りそれぞれ{生い立ちの心=過去の心}から{現在の心}が強迫されています。

 

 何度も同じ事を言っていますが、聞き手が<そんな筈はない>などと否定したまま、心理療法を体験しないのです。

体験なくして悟れないのです。

心と体の世界を悟るには100%設定された条件で、自分が“心理療法の体験”をする事しかないのです。

 

<ここで、ちょっとばかり難しい事を話します。>

「無常観」を悟った人は、人生の最高の{悟り}ですから、そんな人達であれば、もはや自分の過去と現在と未来とか、なんて話しをする必要は全くないでしょう。

過去・現在・未来の話は、全て体得出来ている筈です。

上記を体で悟っている人は、100%{うつ病者}にはならないでしょう。

悩む人ではありませんから「うつ病」になりません。

 

 何故、“心理療法の体験”が必要か?

・人生をある程度でも悟り、気楽に生きて行ける人間になるためです。

・自分の弱点である自分の心・感情・意思・自我などを上手に作り上げるためです。

・自分の体質と言うか、体の弱点をもっとましな体にする、丈夫な体にするためです。

うつ病、各種神経症、各種心身症、などに罹らないために自己を磨いておく事が重要なのです。

 自分の心をコントロールできるためにです。

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