「インターネット心理療法」では、とにかく、人が人生を歩む過程で、悩まないで生きることに、重点を置いているところです。
悩んでいる方達、いや、有頂天の気持ちになっている方達もそうでありますが、他者の意見をうけいれないのが、最大の弱点でもありましょう。
人間は、普通のつもりで生きている人達も、人の意見をなかなか受け入れないものですね。
悩み苦しみ、各種神経症、うつ病、躁病、その他、若い人達の登校拒否、摂食障害(拒食・過食)、引きこもり、ニート、フリーター、非行、シンナー、ストーカー、年配者のアルコール依存、統合失調症の人格脆弱性、諸々の肉体的(器質的)病気にしても、ここに挙げたすべての事柄は、根元的に、心が肉体にとらわれる{心の問題}ですね。
よく考えますと・・・・・、人は、自分の周囲や外側に、自分の心を癒すものなどを追い求めています。
即ち「青い鳥」や「心の灯」を一生懸命に探し求めています。
人間、生まれてきた以上は、自分の体と心の外側に{何かを求めて生きる}のが、宿命かもしれません。
上記しましたように・・・・・、自分にとって都合の良いものを得たいし、又、都合の良い環境を求めます。
そういう生き方が、人間の現実的な生き方であります。
そこには、拘り、執着し、自分の心が{あるものに捕らわれて}苦しみます。
外観的な生き方ですね。しっかりと人間学を勉強しておかないと、悩むし、心の病気にも取りつかれることになります。
心が、苦しみ悩み「蟻地獄」・「暗いトンネル」・「大きな岩石の下敷き」状態から抜け出せないことになります。
適当な状態で、人は自分の欲望を制限する能力・力量も必要ですね。
これ以上を求めれば、自分の心と体に無理を来すなど、適度に自分の欲望を知っておかねばなりませんし、
これ以上を求めれば・・・、自分の心が壊れてしまうなど、{自分の心の状態を知る事}なのです。
「心の灯り」・「青い鳥」は自分の外側にあるのではありません。
それらは、自分の心と体の中にしかないのです。
人は、漠然と自分の欲望だけを肥大化させて、自分の外側にいろいろな物・環境などを求めます。
しっかりと、自分を見つめないと分かりませんよ。
自分がどんなに欲しいと求めても、自分の実力と技量以上の物を求めても、自分の手には入らないものです。
本当の自分の欲望を知ることです。
ここで、少しながら、{仏教観}を借ります。
『四苦八苦』という言葉があります。結構と、会社の社長さん方も知っておられません。
是非とも確認して知っておいてくださいませ。
四苦とは、{誕生して生きる}、{老いる}、{病気}、{死ぬ}です。所謂、生老病死です。
残りの四苦は、愛する者との生き別れや死に別れ、求めても手に入らない、自分の側には嫌いな人が1人や2人はいる、あれが欲しいこれが欲しいなど煩悩ですね。
「愛別離苦・求不得苦・怨憎会苦・五蘊盛苦」です。
本当の自己を発見し、目覚めると「四苦八苦」をも受け入れる力が出来上がるかも知れませんよ。全部を受け入れるには、本当の人間学の学習・勉強が必要でしょう。
人生を生きるには、拒絶せず、全てを受け入れることも大切です。