大人の「うつ病」では、これも厳密に述べれば子供時代の心の葛藤(固着と言っておきます)に{因}があります。
長年月間“心理療法”をやって来ましたが、上記の事についても説明を間いただけでは理解出来ないでしょう。
子供達の「うつ病」については、親が{原因}と言いました。
親の「うつ病」は、矢張りその人の親の{因果}が関わっていますし{固}と言えるのです。
40歳~60歳代になって来ると、親から随分と離れた生活をしています。
その間に間接的でも{因}となったり、それなりの小さな{切っ掛け}の様なものは、それなりに複雑に絡まってきています。
当方から見れば何も複雑な事では無いのですが、長年月間“心理療法”に関わっていなければ全く解らないでしょう・・・。
しかし、ここで述べておかないと仕方ないです。
親というか大人の「うつ病」は、置かれた状況で判断が必要ですね。
根源的には、何と言っても生い立ちから育んで来た{人格}の問題です、これだけは明確に述べておきます。
ここでは、{切っ掛け}の色々なケースついて述べる事になります。
例えば、会社でのストレスの場合は前述しましたが、上司が嫌い、同僚が嫌い、部下が嫌
い(部下については、部下を如何に扱うかが分からない等)、自分が会社で出世したいが同僚が先に出世して取り残された場合などがあります。
また、人間関係でなければ、その会社での状況ですね。
自分はしっかり働いているのに給料が安い(本当は、平均的にみると充分に働いていない方が多い様・・・)、休日が少ない、サービス残業、福利厚生が充実していない、など。
会社に勤務しない専業主婦では、嫁、姑、舅、主人、子供達、子供ができない、など色々あります。
最近は、嫁が姑や舅から<いびられる>事などは少なくなりましたね。
時代の流れは本当に速く変わります。
逆に、姑や舅が嫁から苛められて「うつ病」になる事はしばしばとあります。
夫婦の関係が、ある{切っ掛け}で「うつ病」を発症する事はいくらでも有ります。
表面上は喧嘩していないように見えても、心の底では大変な{争い事}が起きている場
合は沢山とあります。
心の吐露を表面上に出すか出さないか、ですね。
嫁が悪いとか、主人が悪いとか・・・、どちらかが悪いに決まっています。
両方ともが悪い場合もありますが・・・。
夫婦の子育てにおいて、教育方針が違っていて喧嘩する場合も日常茶飯事ですね。
家族に何事も揉め事がなく、平穏無事に過ごせるのは大変と難しいですね。
両者が互いに目に見えないところで我慢をしているでしょう。