<<うつ病>>究極の世界(9)

 「うつ病」は、簡単に治る病気なのです。

しかし、薬だけで「うつ病」を治そうと考えないで欲しいです。

それから、「うつ病」も『重症うつ病』になってしまうと、頭の回転・思考能力の<思考そのもの>が出来なくなってしまうので心理療法も出来難くなりますし、出来ない場合もあります。

 

 2年間も精神科病棟に入院したまま治らない『重症うつ病』であり、“仕事も全然しようとも思わない”方でしたが、当方に来られて立派に回復されて行かれた人も居られます。

多くのお医者さんは、「うつ病」になった<切っ掛け>を見て、それを「うつ病」の<原因>として考えるので、「うつ病」の治療は{薬}だと言われる様ですね。

お医者さんだけでなく、皆誰もがそう信じています。

仮に100人に、“同じ切っ掛け”を与えた場合、100人が100人とも皆が「うつ病」になる訳ではないのですから・・・。

「うつ病」になる人も居れば、ならない入も居る・・・、その{違い}ですね。

大事ですね。

何故、同じ原因でも「うつ病」にならないのか、また、なってしまうのか。

 

 何度も声を大にして、繰り返して申し上げたいのです。

その人の、普段の心の持ち方です。

正確には“人格”と言います。

18歳末満では“自己同一性”とも言いますが、まだまだそれは確立されていないとも考えられます。

“性格”と言った方が皆さんには理解し易いでしょうが、厳密には“性格”は、“人格”と意味が少し違います。

“人格”は、人の生い立ちから育つ過程で形成されて来るものです。

“性格”は、少し先天的な意味が含まれていると言って良いでしょう。

 

 人間が此の世を生きるという事は、何時、何処で、自分に何事が起こるか不確定なのです。

それは、全く不確実、不透明とも言えます。

時折でも良いのですが、しっかりと頭に叩き込んでおくのです、人生は不透明だと・・・。

お医者さんも含めて、人生についてとことん考えておかないと、多くの場合<過ち>を犯すものです。

「うつ病」、重症にならないうちに心理療法を受けて自分が一体に何を考えて生きているのかを確認しておく事が必要です。

 

 人生、ぼんやりと生きていると途端にある<切っ掛け>で『重症うつ病』に陥ってしまう場合があります。

自分とは一体に<何者か>を知っておくべきです。

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