<<インターネット心理療法>>追加編(7)

 親の「インターネット心理療法」が必要だと、伝えました。

 

 子供達が随分と死ぬ程に悩んでも、親達は、なかなか自分が間違っていた事を認めません。

人間って、不思議ですね。

自分の考え方が、何処かで歯車が狂っていても“自分は正常だ”、“何処にも自分の悪いところは無い”などと思っています。

恐いですね。

本当に恐いのです。

仮に、子供が自殺して死んで行っても親は悲しむだけ、それも“一生懸命に育てたのに”なんて思っていますから、悲しさと悔しさと情けなさが残ります。

悔し涙も出ますね。

申し訳なさの涙が、一番に良いと思いますが・・・。

死んで行った子供に対しても、申し訳なさで一杯だったら後生で<心の傷跡を引きずる>量は少なくなるでしょう。

情けなさや悲しさの心だけでは、後々まで<多くの心の葛藤を引きずる>ものです。

 ここで言っているのは、そんな出来事が起らないように、当方は切に願っているものです。

そんな事件も起らない様に「過去の親と子の{心の和解}が重要だ」と述べているのです。

 

 俗世間、娑婆の世界、俗世、どの様な環境の中に投げ込まれても、努力して生きて行ける人となるためには、根本的には親と子の心が、心の底での{信頼感}が揺るぎ無く安定している事です。

この心の形成さえしっかりと出来上がっていれば、子供(大人になっても・・・)は自分の心を自分で操縦できる筈です。

 

 一般的に、人間は人の心の{カラクリ}を知らないです。

勿論、自分の心の{カラクリ}を知らないから、他者の心の{カラクリ}を理解できる筈はありません。

親が、親自身の心の{カラクリ}を知っていれば、自分の子供の心の{カラクリ}のみならず、自分以外の他者の心の{カラクリ}が読めるようになりますから、親自身も自分の人生を生きるのに気楽になるのです。

 本来的には、学問的にも、自分の心を読める人になるのが最高ですが、あまり無理を言わなくても良いですね。

 

 自分の心の{建前}と{本音}を読める人となるだけで、気楽になれるものです。

自分の子供の{建前}と{本音}を理解できれば、時には子供の{本音}の心にもついて行ってあげようとなる筈です。

親がそんな気持ちになるだけで、子供も気楽になります。

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