56歳から、そう60歳にもなれば、一応でも、この年齢まで生きて来れば、それなりの人間になっておいて欲しいのですがね。
ある人ですが、会社では、まあまあの出世までしてから、定年を前に{{うつ病}}になってしまって、{{こころ}}の動きが出来ないのです。
眼前の出世から、普通の人間に、また、給料も減ってしまいます。
人生の道のりを全く考えていなかったのですから、哀しいものですよ。
人間って、此の世に誕生した以上は、余程の事、例えば、先天性疾患などで、頭の意識の回転が上手くいかない場合は別にしておいて、人間関係の成立が最大に大事ですよ。
それにも関わらず、人間の生き様と言うか、本性は、眼前ばかりを眺めて自分の好みの{{物事}}を得る事ばかり考えています。
己の{{こころ}}の内容を確認しないままで、生きているのが人間でしょうね。
そう、60歳まで生きて来たら、昔は、これ以上は働かなくて良かったのですよ。
特別な人達は、例外としておいてですよね。
そう、昔でも、結婚しないで、独身のままで一生を終わる人達も見られました。
でも、今の方が多いですよね。
結婚しないままで、人生を終わる事、これが悪い訳でもありませんが、人間世界には「「男」」と「「女」」しか居ませんので、男性であろうとも、女性であろうとも、誰とでも、{{こころ}}の葛藤を持たずに交流できる事が大事です。
もう、この年齢では、誰からも何も言われずにでも、自分の親、母と父と自分とが如何なる感情を持って交流して来ているのかを、明確に確認しておくのが大事です。
余程{{運}}が悪いと、この年齢でも、認知症になっている方々も、時折に見られます。
でも、多くの方々は、それなりに、認知症は少ない状態でありましょうから、人生の残りの生活の中で、{{こころ}}の平和を抱えて生きられるように考えましょう。
勿論、この年齢にても、人生を有意義に生活されている方々も多いでしょう。
面白いと言うのか、大変だと言うのか、当方は何年も「「心理療法」」に関わって来ていますが、人間の現在の{{こころ}}・{{こうどう}}・{{かいわ}}などは、全てが、過去から作り出されていますよ。
人間、色々な方達が見られますし、何度も、繰り返して伝えていますが、生い立ちの{{こころ}}と、育つ過程での{{こころ}}と、現在の環境での{{こころ}}が入り乱れて、形成され構築されているのです。
この年齢では、本当に色々な人達が、矢張り、見られます。
夫婦で住んでいても、仲良し夫婦、仲は良かったにしても死に別れ、或は、夫婦は生きていても、子供達が先に死んでいる場合、仲良くない親達と子供達などなど・・・、様々な場合が有ります。
結婚していない人達、親の、俗にいう{{すねかじり}}のままでの人もいます。