『心身症』と『神経症』と、『うつ病』では、明らかに症状は異なります。
症状が重なる場合も、勿論沢山とあります。
『うつ病』になれば、心身症状も神経症状も重複する事は多くの場合であります、ね。
疲れ易い、何となく体がだるい、全身倦怠感・・・。
気分が重い、頭痛、頭重、憂うつ気分、吐き気・・・。
肩こり、頚の違和感、首が重い、背が張る、背が痛い・・・。
腰痛、腰の違和感、頑固な腰痛、整形外科で治療しても治らない腰痛・・・。
喉が何となく悪い、違和感、食欲低下、食欲不振、食事が通らない・・・。
何となく呼吸困難、胸の不快感、胸が重い、胸に鉛の板がはりついている・・・。
動悸、息切れ、呼吸困難、呼吸速迫・・・。
お腹の調子が何となく悪い、便秘、下痢、お腹の違和感、上腹部痛、下腹部痛・・・。
睡眠パターンですね。
入眠が遅い、寝ても直ぐに覚めるが直後に寝付けない、寝ていても頻繁に眼が覚めて大変、睡眠が浅い、寝ても寝たような気持ちがしない、目覚めが悪い、目覚めは良いが何かし始めると疲れる・・・。
抑うつ気分、気分が憂うつ、何時も憂うつ、頭が重くて思考が回転しない、晴れた日は気分が良いが曇天になれば気分不良・・・。
高所恐怖がひどく下に引張られる感じ、閉所恐怖で狭い空間では呼吸困難やパニック症状、窓の無い部屋では恐怖感、広場恐怖、プラットホームで電車が入って来る時に線路内に引張られる感じ・・・。
重症になれば気分不良で頭の回転は全くできない、思考力低下、思考不可能でパニック・・・。
上記、『うつ病』の症状を記載しましたが、これらの症状などは冒頭で述べたように『心身症』や『神経症』でも各症状は出ます。
逆に『うつ病』では、心身症状や神経症を合併している場合の方が多いです。
『うつ病』が格別に軽症の場合では、本人に質問しても「<憂うつ感>を感じない」と返事をされる場合もあります。
殆どのケースでは、問診にて<憂うつ>だと答えるでしょう。
しかし、問診者が質問しなければそのまま終わり『うつ病』の診断は出来ないでしょう。
問診者の技量と力量にも、関わっています。
『うつ病』には薬と言うけれど、人生途上の<迷い>ですから、その人生を見る<心の迷い>を解決してあげれば良いだけなのです。
原則的には、『うつ病』の薬は服用するべきですが、薬だけで治そうとするのは駄目ですね。
当方では、少し治療期間も長くなるし、最後まで人生で沈没したまま終わる場合もあるので、注意が必要だと考えます。
大きな社会問題にもなるものです。
うつ病者自身と周囲の人達の心掛けも必要です。
心の{器}を大きくしてあげる事です。