前回の記事の最後に、①{受容}、②{共感}、③{妥協}、④{拒絶}、などと言いました。
① 眼前の人達は、皆それぞれの心、性格、人格、があります。
自分を含めて、人間全ての人が自分達の心を持っていますので、今の自分の心と考え方が違う事が、多々あるのです。
そんな時に、何処まで相手の心を受け止めるか、納得してですね・・・相手の気持ちを理解してあげて、受けとめる、受容してあげられる自分になる事が必要です。
②沢山の人達の中で人間個人が生きているのですね。
だから、他人の誰もが自分の考え方に納得してくれる筈はありません。
時には他人の考え方にも「この人は<こんな考え方>を持っている」とか、「自分と同じ考え方でないから嫌い」とか・・・相手に対して、何時も否定しない事ですね。
そういう心、思考体系も無理からぬ事と共感してあげる、自分の能力を持たなければなりません。
③他者の意見が自分の意見と違っていても、全部を否定する訳でなく、他人の気持ちに半分でも賛成してあげることも必要です。
世の中、人間の集団、社会があるのです。
決して人間社会を生きるのに、自分一人では生きる事ができません。
他者の中で、そして、環境の中で人は生かされています。
だから自分以外の他人に対しても、他人の心を認めてあげることが必要です。
世の中の人達皆が、自分の思う通りには動いてくれないし、自分の考え方に賛成してくれる筈もありませんから・・・。
④時に、一般の人達というか、結局考え方は未熟になってきますが・・・、お金を貸したりして、貸したお金が自分に戻って来ないとかで嘆いている人達もおられます。
この様な場合、多くは「お金を貸しておかないと、友達が少なくなって行く(友達が居なくなる、寂しく孤独になる)ので・・・」と、心配したりしてお金を貸す事が案外と多いです。
そして最後は、お金が戻らずに<破滅>に向かって行きます。
勿論、お金を返してくれる他人もいますが、普通は“貸したお金は戻って来ない”と思った方が良いですね。
そういう事で、ケース・バイ・ケースですが、相手から頼まれた事柄でも、自分の気持ちで<拒絶できる能力>、そんな人生観も必要な場合があります。
①、②、③、④、いずれも人生を生きるには、こういう考え方が適度に出来る能力、思考力を持っておく事、思考力を養っておく事が重要なのです。
そう、この区別を充分に出来る能力と力量が備えてあれば、人間世界を生きるのに、そんなに大変な事は起こらない筈です。
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