家族の悩みを大量に抱えながら「私は何も悩み苦しみは有りません」と、言われる人が居られます。
私が質問しても、時折ですが「矢張り、私は何も悩み苦しみは無い」と言われますので、その様な人には「大変な状況に置かれていますね」と伝える場合もあります。
人の心の不思議なのは、家族全体で悩みながら、ですね。
自分の子供達が、様々な苦しみや悩み、世間への不適応などを抱えて悩んで生きていても親は気がつかないでいる事が多いです。
本来ならば親が気がついてあげること、そして、如何に対応するか学習をする事が大切です。
繰り返しますが、親も真剣に“悩める子供達へ如何に対応するべきか”を勉強しなくてはなりません。
世間を見ていて驚くことは、家族の病で大変なのに、親によっては「私は何も悩んでいないですよ・・。悩み苦しんでいるのは子供であって、親には何も悩みは無い」と、答えられる、そんなお母さんやお父さんもいらっしゃいます。
そして「子供が悪い、親は真面目に子育てをした、悪いのは<子供>だ」と、主張されます。
子供達が、体だけ大きくなって、心の成長や精神の成長が無かったらとても怖いですね。
心の問題を置き去りにして育つことが、後で一大事となるから大変ですね、と言っているのです。
「三つ子の魂、百まで」、「親の因果が、子に報う」との言葉通りなのです。
当方、子供の問題は何事にしろ“親の問題だ”とお知らせしているだけです。
だから、子供達の問題がどうであれ、マイナスの諸状況が起こった時は{親の心の問題を解決}しておく事です。
困るのは、子供の問題を抱えて「自分達には全く関係ないよ」と、そう思う親が案外と多い事ですね。
親が謙虚になって自分の心を自己探求する事、そうする事で、悩んで身動き出来ない子供達の心が見える様になります。
親と子の因果関係を知る事が大切です。