<<講演>>人生への理解(20)

 {拘らない}、{執着しない}、{捕らわれない}、{差別しない}、{分別しない}、{偏らない}

自分の{心}が上記の6つから、何時でも自由自在に解放される能力を持っている人達は、どんな境遇に置かれたとしても、悩みや苦しみを持たないで自分の人生を歩けるでしょう。

 

 そんな上手な心を持った人、{悩まない人}になるための良策を今から伝えます。

 

 悩みは、自分の過去からやって来ます。

殆ど全ての人が、眼前の状況を眺めて、悲しいとか苦しいとかで悩みます。

眼の前の拘っている現状を変えようと、努力します。

此の世で人間が生き続ける限り、自分の思う通りに物事が運べるものではありません。

それでも当人は「こんな筈ではなかった・・・」などと悔やんでしまいます。

 

 人間が悩むのは、自分の浅い心で悩んでいます。

勿論の事、人の浅い心は深い心(潜在意識や無意識などの世界の心・・・)に裏打ちされています。

ですが、悩みから抜け出られない人達は、自分の浅い目先の心(顕在意識と言います)、小さな目先の心を、変えようとしますね。

その小さな目先の心を、深い心(こちらの方が遥かに、大きくて渦巻いています・・・)が動かしていますので・・・・・・・・・。

 

 心理療法について学ぶだけでは、駄目なのです。

勉強するだけでは、駄目なのです。

どんなに沢山の書物を読んで、自分と人生の{心の扉}を開こうと努力しても、駄目ですね。

自分で実際に「心理療法」、「インターネット心理療法」でも良いから、体験してみる事ですね。

書物を沢山と読んでも、所詮その行為は自分の目先と自分の頭で、自分の外側の世界を解釈するだけです。

自分の外側の状況や物事や人間関係を見て、自分の頭の中に知識として身に着けるだけです。

 

 人間世界、自分の心の世界、諸々の全てを体得するためには、自分の幼少時から自分の今ある現在(潜在意識と無意識)までを、先に掘り起こして<過去の自分を評価>する、その上で、自分の過去を新しく意味づけと{再解釈}、そして過去の意味づけの{受け取りなおし}が最大に重要です。

 

 素直に謙虚になって、自分の過去に眼差しを向ける事、そして、面接者に話す事、これだけで難解な{心の扉}が開けます。

 

 神経症やうつ病や心身症などが、治癒して行きます。

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