<<講演>>人生への理解(18)

 人間社会を生きると言う事は、家族の社会を生きている事にもなるでしょう。

家族は、家族の生活と言ってもよいのですが、会社の縮図が{家族の構成}と言っても構わないのではないでしょうか。

家族にしろ、勤務中の会社にしろ、全てが人間関係から成り立っています。

人間の生活というのは、どんな生活であっても人と人の交わりから構成されているのです。

 ここで何を説明したかったのかと言いますと、人が人生を生活するには<自分以外の他者と上手に交流できて>初めて、自分の人生を楽しく気持ち良く爽やかに豊かに生きるのが、可能となるものです。

 

{悩まない人}になるだけ、なのです。

 

 時折、あまりにも自分勝手な人達を見かける場合があります。

人に迷惑をかけても、当人は全く自覚していない人も居ます。

迷惑をかけながら、自分は真面目な人間だと自負している人も居るので、周囲の人達は大変に困る場合もあります。

 時には自分の周囲に、本当に駄目人間が居る場合もあります。

そして、駄目人間が案外と<つまらない見栄と虚栄心>など持って“自分は賢くて偉い人間だ”と勘違いしているものです。

だから、そういう人達の周囲では困る人達も出てきます。

 

 人間嫌いの人達は、深山の奥か絶海孤島の小さな無人島にでも住めば良いのですが、案外と気持ちは<小さくて>そんな生活は出来ません。

要するに臆病なのですが、あまり自分が臆病な人間だと気づいていない人達が多いので意外と厄介な問題も生じます。

 

 誕生後は、それなりに自分の親との心の葛藤、軽度の葛藤は有った方が良いと思われます。

程度問題ですが・・・。

自分の親から育てられなかった人達も居ます。

この様な場合は格別に、育てた人に対して自分の生い立ちの<心の形>を充分に調べておく事が必要です。

仮に、自分の本当の両親に育てられたにしろ、過剰干渉だったのか、放任されっぱなしだったのか、確認して<自分の心は如何なるもの>だったかを知っておく必要があります。

 

 逆に、両親とも自分の{子育て}の仕方が本当に良かったかを確認しておくべきです。

子供達が大人になっても、親が子を考えてあげる態度は重要です。

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