<<家族・親子>>家族の病(10)

 「男女平等参画」、確かに良い言葉です。

 

 『家族の病』を、子育ても含めると、両親が本当に仲良くても、子供には{心の葛藤}が残る場合は沢山とあります。

 夫婦として仲良くても、夫婦が揃って我が子に背中を見せるのではなく、自分達の<お腹>を見せて、子供の心というか考えなどを親が耳を傾けて<聞いてあげる>、そして、子供が自分の口を開いて<喋る、話す>能力を養っておく必要があります。

 自分の親に平常心で自己主張を出来ない子供達は、大きくなってから他人に対しても平常心で<自己主張>出来ず、大いに苦しみ悲しむ場合があります。

この辺りの子育ては本当に大変で、子供の姿が{吉}とでるか{凶}とでるかは、全く不確定としか言いようがありません。

それ程{子育ては、難しい}と言っておかざるを得ないです。

赤ちゃんが生まれると、実の親との{心と肌の触れ合い}は絶対に必要です。

 

 夫婦の葛藤について少しながら述べましたが、親と子の{姿}ですね。

人間は何時の時代になっても沢山の<荷物を背負って>生きるものかも知れません。

大抵の家族では、時折に、或いは、頻回に夫婦が心身共に<喧嘩、争いごと>をするものです。

 夫婦のどちらが良いとか悪いとか、子供は判断しながら成長します。(2歳頃までなら、どちらが良し悪しの<判断>はできません)

幼くて、良し悪しの判断は出来なくても、夫婦喧嘩は子供の成長する過程においても、潜在意識や無意識には{葛藤を持ちながら成長している}ので、大人になってからの人生の迷いにも繋がります。

夫婦喧嘩が多いと、子供にとって{家族の形成}の意味と意義が不鮮明になります。

子供に{家族の構成の意味}が分らなければ、結婚生活も不透明、不鮮明ですから、子供達の男女の生活の仲にまで、直接に影響を及ぼします。

 夫婦喧嘩で、主人の暴力(これには、言葉の暴力や行動の暴力も)、奥さんへの虐待、子供への虐待、アル中、犯罪、などなど・・・、奥さんも同じですね。

子供は、しっかりと親の言動や行動を見ています。

 今ここで皆さんには、「親の因果が、子に報い」の言葉を伝えたかったのです。

 

 子供が小さい幼い時からでは、親の因果で「三つ子の魂、百まで」となります。

人間の心、ややこしい様ですが、見る人の力量あれば人の心も<算数の如く>ですね。

今、何かに問題が有るのであれば、誰もが{生い立ち}の中で解決されていない心の葛藤を、今ここに<引きずっている>ことを知って欲しいのです。

 

 案外と人間は、自分の過去で満たせなかった事を補おうとしているか、過去の心に復讐の心までも持っています。

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