一般の人達は「子供は親の背中を見て育つ」と言われます。
しかし、昨今の子供達は決してそんな状況では育ちませんね。
親が<我武者羅に働くのは良い事>ですが、子供達が自分の親を見て、親に口を開いて自分の気持ちや意志などを伝えきれない状況で育てるとまずいですね。
子供達が、小さい時から母親や父親に向かって、自己主張できる子供にしておくべきでしょう。
自己主張と言っても、子供達が心を緊張させて親に言葉をぶっつけるのでは意味がありません。
平常心で、何事も話せる状況に<親が雰囲気>を作っている事が大切です。
何時も親に緊張して話していると、子供達は他人に話をする場合も緊張して話すようになります。
これは、子供達が成長して大人になっても、心の緊張はとれません。
緊張する心は消失しないのです。
人間の幼い時からの習慣など、恐い程に<変わらない>のです。
心の葛藤を消去するのが、本当に一番に難しいのです。
「親の因果が、子に報い」、「三つ子の魂、百まで」などと、言います。
これは、昔から“人の心は変えるのが難しい事”を伝えています。
親の子育てとは、物凄く難しいし大変です。
エリート大学に行っても、駄目な人は駄目なのです。
学問がどんなに優秀であっても、人間としては駄目人間が沢山と居ます。
学問は出来ても、人と人の心の交流が上手に出来なかったら、人間社会を生きるのに辛い思いをするでしょう。
そんな人達は案外と、科学者や芸術家や哲学者などに向いているのかも知れませんが・・・。
勿論、学問も優秀、人間学も優秀な人達は沢山と居られます!!!・・・。
超エリート大学に進学し優秀に育ち、大人になって他人よりも立派に生きてきた積もりが、人生の壁に衝突した途端に<自殺などする>人達もいます。
優秀な人物で見えた人達が、アル中になったり、うつ病になったり、人生のどん底で迷い込んでしまう事もあります。
そんな時に、自分は{ましな人間}だと心の奥底で解釈している、或いは表面上の自分で解釈している人達は、他者の心の救いの言葉を<全くと聴く耳を持たない>から、本当に大変です。
要するに、心の融通の利かない人達、この様な人達は生い立ちの心の中に<問題が有る>と言う事、これも両親の育て方の問題だと皆様に知って欲しかったのです。
潜在意識と無意識の心、幼い時の心と言っても良いでしょう。
この心が、最重要なのです。