<<人間>>**人間**(34)

  91歳~93歳。
いよいよ、({人間})としては、価値観も失って来ています。
どのような、賢い、価値や名誉のある方達も、この年齢では駄目になってしまいます。
それが、({人間})ですよ。
私は、真面目で有能で、まだまだ、認知症もないと、自分で確認しながら生きている人達でも、現実は、そうでもありません。

  傍から見ていると、一つ一つの動作なども、違うものです。
但し、何事にも、例外はありますからね。
現実の出来事とは、離れたような人達も、時折には、見られます。
但し、例外だと知っておくべきでしょう。
{{諸々の癌性病変}}、{{心臓病}}、{{脳血管性病変}}、その他{{認知症}}などです、・・・。
こんな病気などで、人間達は、此の世から消えて行きます。

  そう、大きな病気を三つだけ、そして、追加として、認知症の診断を出しましたが・・・・・・、普通では、このような({病気})の上に、肺炎や栄養失調などを合併しまして、消えて行くのです。
どんなに優秀な({人間})達も、必ず、そんな悲しい??({時})がやって来ます。
悲しい{{{時}}か、いや、喜びの({時})か、その人の受け取り方によって違いますけれどね。

  本当に、こんな年齢なれば、悲しいとか、嬉しいとか、そんな思いは除けておいて、常に、己の{{こころ}}に納得しておくだけの事、なのですが、ね。
子供がいますと、或いは、子供達のいない場合もあります。
時には、親は沢山の財産や金銭を持っている場合もありますし、{{此の世}}から、{{黄泉の世}}にはもって行けません。

  そんなこんなで、案外と({人間})は、こころ迷うものです。
この年齢まで、({人間})として固体が有れば、良い方ですが、皆が消えて行くのです。
そう、何度も同じ事柄を繰り返しますが・・・・・、皆が、人間は同じ[{定め}]になって、老いるのです。
{{人間}}の行く末、自分の行く末を、明白に確認しておき、現在を生きる事にしましょう。
そして、残された[{人間}]としての己を悟っておくべきなのです。

  [{人間}]とは、こんなものですよ。
{{からだ}}の病気として、先に、壊れたりもしますが、多くの場合では、{{からだ}}の病気は修繕をしても、{{こころ}}の修繕がなかなかと出来ません。
大変なのは、認知症の薬も有りますが、まだまだ、認知症が治癒するなど、有りません。
皆さん方も、[{人間}]の一生を知っていますと、自分の人生を大きな{{こころ}}を抱えて生きる事が可能です。

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