勿論の事、普通の人格、二重人格、境界例、多重人格、などの人達も、それぞれの原因によって、親への憎しみや怨念が強くなって、パニックになった時は、このような事件を起こすでしょう。
但し、境界例者は、直接に親へは殺生をしない!!!
普通は、境界例者は、あまりにも気が小さくて、親には結構と反抗するが、直接に親へ危害を与える行動、例えば、親を棒や物を持って、或いは、刃物で親を殺すとか、などの行動は少ないようです。
境界例者は、親を傷つけて殺したら<自分が食にありつけない>、<自分一人では生きられない>事などは、意外と頭の中では計算をしている。
そんな事柄には、気づくが、突然にパニックとなれば、後は、思考形態は滅茶苦茶です。
間接的には、自分の親に<これ見よがし>に反抗する。
直接に、親を叩いたり、刃物を持っても、親に向かって切りつける事は、殆ど無いと言って良いのではないでしょうか。
むしろ、自傷行為の方が多いと思われます。
そして、限りなく心の荒れた状況を呈した後には、ぼんやりとしているか、また、自分に何も無かったような態度をとる事が多いようです。
したがって、本当に{親殺し}となると、境界例者ではなくて、人格の非常に未熟な人達、自己同一性障害、強度の人格障害、二重人格となって来るでしょう。
いずれにしても、親の<子育ての>問題が絡んでくる。
<子育て>って、真に、難しいものです。
子供が、自分の親を殺すのは、親の子育て、子供の誕生~現在までの過去の心が原因であります。{三つ子の魂百までもですね。}
(親が、自分の子供を殺すのも、親の生い立ちの心に<根っこの心>が動いている。)
親は、子供達が、育つ過程で、心の葛藤を沢山と抱えないで、育って欲しいとは願っていますね。
時代の流れ、社会の流れで、世間の金銭と物についての考え方も随分と歪になって来た。
人の心、親も子も、心は歪になってきているので、本当に人生は大変になったように思われます。
しかし、世の中が大変な時代、難しい時代になったから、仕方がないのでは、とは言っておられないでしょう。
願わくば、親の子育てが上手になって欲しいですね。
親が、子供に背中を見せるだけで、育つことは、現在社会ではありえません。
どんなに親が働く背中を見せても、子供達は上手く育ちません。
子供達が誕生した時から、可能な限り上手な子育てをし、親と子供が団欒の出来る生活を持ちながら、子供達が育って欲しいと思います。
子供達は、<会話にしても、行動にしても、心にしても>案外と親の気づかない演技をしながら育つ場合もあるので注意が必要でしょう。
子供の「親殺し」、親の「虐待」が起きないためにも、親自身も注意して子供を育てるべきです。