<<家族・親子>>「親殺し」(7)

 新聞やテレビで、{親殺し}について色々と報じている。なかなか真実を伝える報道はなされていないようです。

 

 未熟すぎる気質の人達は、劣等感の塊で、頭の中は充満されています。

{劣等感}が強いと、不平、不満、やきもち、嫉妬、妬み、恨み、憎しみ、怨念など、とにかく、マイナスの感情を持っています。

心の葛藤は、深層心理の中、潜在意識と無意識の中で強度に<渦巻いて>います。

 

 何度か伝えたのですが、世の中の{善}と{悪}についての判断は、全く、できなくなります。

{善}と{悪}の両価性とも言われ、「アンビバレンス」の言葉があります。

こういう人達は、自己同一性とか、人格の纏まりがなく、考え方というか、心が確立されていないのですね。

自分の過去が<ぼんやり>していたり、<過去の記憶>を思い出すのが上手でなかったり、<過去の記憶と現在の記憶>が、繋がらない人達も見られます。

 

 格別に、母にしろ、父にしろ、親に怨念を抱きながらも、間歇的に、過去の意識から、現在の意識を強迫されますので、自分が、何か特別な異常行動を起こしても、その後には、<他人がやった>ものと感じてしまうし、自分は<何も特別な事>をしていないと思います。

また、一般的には<悪い事>をしていても、自分が{悪い事}と{善なる事}の判断ができていません。

  面白いというか、本当に悲しい事なのですが・・・、

自分の過去の記憶が、現在の意識と<切れています>ので、自分の過去を自分と認識できません。

親とか他人の体を切り刻んだり、異常行動は全く大変です。

普通の人達には、考えられない程の、大変な醜い異常行動もします。

 

 何度も言いますが自分では、異常行動とは感じていません。

{善悪の区別}ができない、{過去と現在の意識}がつながりません。

「心理療法」に、自分で直接に、長期間関わった人でないと、理解できないでしょう。

カウンセリングにだけ関わって来た人達には、彼等の深層心理を理解できないでしょう。

特別に、彼等の心の<カラクリ>と、異常行動との関連の把握が、難しいでしょう。

 

 当方、繰り返しますが、マスコミの報道とか、又、テレビ、新聞、雑誌などに、自称他称にしろ、皆の意見が報道されていますが、どうしても違和感を覚えますね!!!

当方の考えでは、報道での参考意見などは、全部が違っていると、確信しています。

 もっとも、マスコミの報道において、家族に<ストレスを与えまい>と考えて遠慮しているのならば、そんな報道をするべきではないですね。

真実を語らないのであれば、これは<何をかいわんや>であります。

 

 親が、自分の異常行動を起こす子供達の誕生から~現在までを、親と子供{会話}と{行動}と{心}を正確に吟味すれば、答えは見えて来ます。

 

 親は、自分の子育てについて、正しい育て方と思っていますので、恐いです。

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