<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・9

  色々な考え方が有りますが、このような「「ル―ツ」」も有ります。
自分の誕生したものと、原則的には、関係ないのですが、親とか先祖とか、故郷とかでなくて、誕生して後に、成長する過程で「「洗脳」」されてから、新しい「「ルーツ」」が出来上がる人も居るでしょう。
  一番に理解し易いのは、「「宗教」」にて洗脳された場合でしょう。

  「「宗教」」が良いとか悪いとかなどについて、話をしているのではありません。
「「宗教」」を真に信じると、親や先祖や自分の故郷より「「偶像」」の方が優先されます。
両親や先祖よりも、また、自分の誕生地や長期間住み慣れた場所としての「「故郷」」などよりも、例え「神」とか「仏」の方が大事になります。
「「宗教」」を信心している方達には、彼等の「「偶像」」が最高に大事になるでしょう。
「「宗教」」に信心が有ると言えども、少しでも偽の「「宗教心」」であるならば、彼等には「「偶像」」は本当の「「ル―ツ」」とならないでしょう。

  完全に自分の「「意識」」と言うか、{{こころ}}を洗脳されてしまいますと、その方にとっては、「神」や「仏」などの「「偶像」」が、完全なる「「ル―ツ」」となるでしょうから。
人間の{{こころ}}って、弱いものです。
  何か自分よりも、強い{{もの}}に頼りたいのです。
そうでないと、人間社会を生きるのに{{自信}}を持てないのです。
「「宗教」」にも、沢山の「「宗教」」がありますし、色々と、「「偶像」」も違いますし、{{経典}}や{{儀式&儀礼}}や{{集団の人達}}も心理的には全く違っています。  

  当方、自分の人生は、自分で生きる事を薦めています。
どんなに、偉そうに言っても、誕生した時は、自分の親に世話になっていますし、万一、自分の実の親が誕生させてから逃げてしまった場合などでは、今、自分が生きている事は、親以外の他者が、必ず、自分をお世話しています。

  親が不明な人達では、自分を育ててくれた方達に「「感謝」」や「「恩」」を感じる能力が有れば良いのですが、なかなかと、人間の{{こころ}}は四苦八苦しており、大変であります。
  何時までも、自分が生きている間は、親の顔を知らない事で悩みます。
この様な状況では、自分の「「ル―ツ」」を明らかにしたいのだと、{{こころ}}の底では何時までも、不可能な事柄を、不可能だと認めないのです。

  まあ、ここでは、自分の故郷が大事だと伝えていますが、「「地位」」も「「名誉」」も「「金銭」」も出来ている方達の場合で、「「人生とは、何か??」」を悟っている人であれば、自分の誕生した故郷へ帰らない人達も居るでしょう。
  何故かですが、「「人生とは、何かを」」悟っていれば、地球上の如何なる場所、如何なる地域でも、地球が自分の「「故郷」」とも思えるでしょうから、大丈夫です。
地球上の何処で自分の生命を失っても、構わないでしょう。

  「「故郷」」=「「地球」」の方々は、地球上の何処でもが、「「ル―ツ」」です。

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