前回は、母親について触れましたが、今回は父親について考えてみます。
父親が、名誉と地位のある父親で欲しかった。優越感を持つ人達も居ますね。
父親が、お金持ちで欲しかった。自分は、貧困で悩まなくて良かったと考えます。
父親が、身長が高くて、欲しかった。背が低い事で、劣等感を持つ人達も多いですね。
父親が、誰からも愛される人で、欲しかった。
父親が、誰が見ても、美男子で見かけの良い人で、欲しかった。
父親が、お金を持ちだが、お金にケチケチしていて、もっと違った父親で、欲しかった。
父親が、もっと自分を、構って欲しかった。生い立ちにて、孤独感を感じなかった・・。
父親が、もっと優しい人で欲しかった。
子供達は、自分で好き勝手に誕生して来る訳ではありません。
親の因縁、家族の中で子供達は生まれてきます。
良い家族の中で、生まれたかった。
母親と父親が仲良いのが、一番に良いと思われます。
優しい家族の中で、育ちたかった。
両親が仲良いだけでは、駄目ですね。
両親は仲良いが、子供達には、そうでなかった。
両親が、しっかりと子供達に向き合う事、そして、子供達の話しに耳を傾けるのが良いですが、親の背中を子供が見るだけでは、矢張り、子供達には心の葛藤が強くなります。
子供達が親に伝えて、父親や母親の態度や行動が、簡単に変わるものではありません。
両親が、どんなに仲良くても、子供達を過干渉したり、過放任したりでは、子供達はストレスを溜めてしまいますが、これも親からの「宿命」以外の何物でも無いですね。
「虐待」、虐待を受けて、小さな子供達が死ぬ場合も多々あるが、これらは、完全なる「宿命」ですよ、子供達にとっては!!!
「虐待」を受ける子供達は、親に反抗できません。
悲しい事ですが、此の世の中に現実にある出来事です
「虐待」をする母親も父親も、「宿命」を背負っていますが、年齢的には、この様な{会話}と{行動}と{心}は矯正できる訳ですから、虐待をする親が自分の「運命」を切り開くべきです。
心理療法を受けながら、ですね。
よくよく熟慮するならば、親から見れば、こんな子供が欲しかったのに、だけど自分の理想の子供ではなかった、と言えるかも知れません。
親から見て、赤ちゃんが、また、子供が美人で美男子でと、はたまた、もっと頭の良い子なら、と思う場合もあるでしょうが、これは、親のエゴです。親の「宿命」もあります。
生まれて来る子供は、親の理想通りにはならないものです。
親から見れば、現状の生まれて来た子供に、{こんな子}が欲しかったのだとは、言えません。
親も、子供を選べないのが事実であり、親からの子供に対する「宿命」もありますね。
生まれて来る子供、赤ちゃんは、数億分の1の確立で生まれるのですから・・。
生まれて来る子供達が、誰も皆が完全な赤ちゃんとして生まれて欲しいけれど、少し形が違っていたり、或いは、生まれて暫くして先天性の病気が発症する場合もあります。
これらも全部が「宿命」とも、なるでしょう。