親から、この地上に生命を頂くのも、考えようによっては不思議な出来事です。
昨今は、医学の進歩(正常な進歩? 異常な進歩?)でしょうか??
医学の立場からみれば正常な進歩だと主張するでしょう。
しかし、宗教的視野とか倫理学的視野から見れば、疑問を持ち出す人達もいるでしょう。
とにかく、人の誕生には、色々な誕生が有るという事です。
遺伝子のうち、精子が違っていたり、卵子が違っていたり、本当の親に育てられていると思っていたら、違っていた、と言う事実もあります。「宿命」にもなりますが・・・。
色々な誕生、これは全てが「宿命」ですが・・・・・。
誕生後に、格別に親の考え方が、全く変化しなければ、或いは、誕生した子供に、親が無理強いをすれば、それは「宿命」です。
誕生した子供に対して、親が一生懸命に育児について考えて、親の心が変化すれば子供は親の「運命」を受ける事にもなる。
親が、自分の「運命」を運んでいる。
親の「運命」が、子供にとって、特別に「宿命」とならざるを得ない場合もありますね。そう、親が自分の「運命」を上手に運べない場合です。
恐いですよ、親の生き方って!!!
要するに、自分の子供達から好かれる親にならなければいけません。
だが、乳児~幼少時~学童~~~、などと、子供時代から、子供が親の望むように生きると、その後になって、子供達は、自分の心・性格・人格を崩壊させて行きます。
親が子供達に<精神的成長>を望むとすれば、型にはまった躾だけをしていたら大丈夫と言うものはありません。
子供達は、成長段階で、適度に<アメとムチ>を必要としますが、この加減は随分と大変でありましょう。
親は、日常生活の中で、しっかりと子供達との会話や行動や心の観察が必要ですね。
子供達を監視する訳ではありません。子供達を監視して育てようとしたら大変でしょう。
そんな親の態度を、子供達が知ると、子供達は何時も不安の状態で成長するからです。
いずれにしても、子供達に対して、完全無欠な親は世界中を探しても居ない筈ですね。
その事を、子供達も、ある程度まで成長すれば、子供なりに気づかなければなりません。
そんな親の心を、子供達が理解できた時に、子供達は逆に親の覆いかぶさった心から、自由になれるものです。
子供達は「運命」を、自分で変えて行けるでしょう。
そう、子供達は、親から誕生を受けた時には、誰しもそれなりの<ハンディ―>を持っています。
その親からの{固定観念}を克服しながら生きるのが、子供達に必要な「運命」ですね。
親の{超自我}から、自由になる事が重要です。