{うつ病}にならないために、{うつ病}から解放されるために、・・・などなどで、お話をしています。
人は誰でも、自分の現在の心、或いは、考え方は、過去の心に裏打ちされていますので、矢張り、自分の過去の心が大事ですね。
「過去を振り返らないで!!!」などいう言葉は、かっこ良いですが、本当は、自分の心を、人の心を、人の心のカラクリを知らない人が、よく言う言葉です。
本当は、一番にまずい言葉なのです。
こんな言葉は、人の悩みや苦しみを理解できない人達のいう言葉です。
{うつ病}は、大脳内の生理学的&生化学的変化も見られますが、悩む事が最初になって、同時に大脳の生理学的変化も後から、変化しますので、人が、悩む事、執着する事、拘る事から解放されますと、逆に、大脳内の生理学的変化も改善されます。
薬の作用は、勿論、人が夜間に眠れなくて苦しんでいる場合では<薬は必要>です。
昼間でも、執着するが故に、頭の回転が全く出来ない人達もいますので、そんな場合では薬の助けも必要です。
でも、薬で人の心を変革は出来ません。
人の感情の浮き沈みを、少しばかり、持ち上げる事は出来ますが、最後まで、人の心の進歩、格別に人生を生きて行く知恵を、薬が与えてくれる訳では有りませんから、そこらの辺りを充分に、人は治療者も含めて知っておくべきでしょう。
悲しい事ですが、日本のみならず、どこの国でも、世界中で、うつ病者が悩まない人になるような方法を考えている人達は少ないようです。
医療の世界でも、うつ病の人達に、本当に心理療法を受けて、悩まない苦しまない人間にしてあげようなどと、考えないのですから、当方から見れば、不思議でもあります。不思議と言うよりも、医療者も行政の人達も{悩みの解決}については勉強していません。
人は誰しも、誕生して以来、悩まずに悲しまず生きる事が、最大に重要だと思います。
でも、人として生まれて生きる以上、誰も一度も悩まずというのは少ないでしょう。
それなりに、少しは考え込む時もあるでしょうが、どれほど、自分の心の葛藤に対して
無意識的に、今の自分の心を調整しているかでもあります。
人には、本音と建前の心があると、よく言われていますが、幼児的な人は、この本音と建前の心が自分の中に有りながら、上手にコントロール出来ないのです。
建前と本音と言えば、言葉に少し拒絶反応も出ますが、本当に、大切な言葉です。
人は、自分の持っている心を全部知っておくと、何事が眼前で起ころうと、眼前の環境や他人の動きに、上手に対応できるものです。
人生を、迷わずに生きる事、これは、自分の過去を振り返る事、
それ以外に方法は無いでしょう。
前だけ向いて生きる方達はいますが、別の機会にしましょう。
当方から見れば、悲しい人達としか思えません。