無意識・潜在意識・顕在意識の三意識の歪化が無い事が、最大に望ましいと考えます。
うつ病者の思考体系には、必ず、人生についてのマイナスの思考体系になっていますよ。
うつ病者は、全体的には、自分の過去に拘り、そして現在と未来について拘ります。
強迫神経症者は、限りなく未来について拘りますし、実は、自分の過去に拘っているが、気づいていませんね。
気づかせようと思っても、重傷者では、案外と過去を振り返らない人もいます。
どんなに教えて伝えてあげても、当人は自分の心の{カラクリ}を理解しません。
うつ病者も、自分の心の{カラクリ}を理解しようとしないのは、同じです。
勿論、医師でさえ、うつ病者の{心のカラクリ}を見抜いていません。
常に、人は誰でも、自分の<生い立ちの心>から、自分の<現在の心と会話と行動>を動かされています。
反復強迫、PTSDなどの言葉がありますが、この過去の悪い記憶の消去には、当方は、20年以上にわたり「心理療法」に関わって来ている訳ですが、過去の客観的回想法が{最良}と考えます。
過去の悪い記憶を消去すると言う事は、記憶を消して完全に忘れてしまうのではなくて、過去のどんな事柄を思い出しても<納得して受け入れられる>と言う事、この事が過去の消去と言う意味ですね。
現実に、当院では、うつ病患者さんに対する「客観的自己洞察法」が一番に多いですね。
悲しい事に、残念な事に、厚労省からの方でも、うつ病で自殺が増えたと言うばかりで、うつ病者の治療に対して、心理療法が必要だと言う声が全く出てきませんね。
極く最近も、公務員の方達の二人、うつ病で、他の病院で休業診断書を書かれて休んでいた人達が、当院で「客観的自己洞察法」を受けて働き出しています。今も、現実に社会復帰をして働いています。
うつ病者の心理療法については、心理療法中でも、{症状や状態を見ながら、薬の調節が必要です}から、医師&心理士でないと、大変な時があるでしょう。
ベテランの心理療法士でさえも、うつ病者への心理療法では、心理療法へ理解のある医師と連係をとっておかないと、いけませんね。
何故なら、うつ病者の心理療法では、頭の回転が廻らない事があり、薬の調節や屯用などを必要とする時もあるからです。
「心理療法」、格別に「客観的自己洞察法」では、心理療法の初期に薬の増減を必要とする場合があります。
まして、カウンセリングの途中でも抗うつ薬の屯用を必要とする場合がありますね(うつ病者へのカウンセリングでは、効果が悪いのですが・・・本当に、効果が悪いし、最後まで心のトビラは開けませんね、自己洞察的カウンセリングにまで入らないと・・・。)。
うつ病者の治療について、医師達が、そっとしてあげて<励まさない>で、<元気づけない>で、<休養させて>あげて、薬だけは服用して下さいと説明していますよね。
そんな時間が・・・、自分で自立してゆく時間・歳月を待ってあげるのが、最良の治療であろうか!!!! 当方は、絶対に<そうは思わない>ですよ。