先述した「四苦八苦」について、皆さんが学習しておいて欲しいと思いますが、多くの人達は、これさえも知らずに<不透明な道>を歩いています。
沢山の人達が、人生は不透明なのですが、{透明な道}を歩いていると考えています。
本当の人生の{道}を知らないままなのです。
自分は、自分の考えている通りに理想どおりに生きる、自分の希望した思い通りの{道}を生きる事だけを考えています。
こんな生き方で自分の人生の{道}を歩くと、必ず、予想していなかった道が目前に立ち塞がる場合もあります。
そんな時に、自分の予定の通りに自分の{道}の変更を余儀なくされると、こんな筈では無かったなどと、ふと、疑問が生じます。
その不確定な出来事が、どんな出来事かというのは、人それぞれによって違います。
同じ出来事に出会っても、生い立ちから~現在までの人格水準(心の成長具合、と言っておきます)によって、その人が落ち込む場合と、平常心で受け止めて行ける場合があります。
これが、一番に大切なところで、人間が人間社会を生きるには、どんな事件やどんな事柄が起ころうとも、自分の心で耐える能力を持っておく必要があります。
人は自分の人生を生きるのに、沢山の不確定な予期しない出来事が降りかかって来ると、日頃から、予想しておくべきでしょう。
時々でも、良いですからね。
時折にでも、不確実な{道}があると、念頭に入れておくのですね。
先述した「四苦八苦」でも、十分に心得ておくと、随分と違います。
大変な人間の本性は、悩みや苦しみを抱えていて体の病気を起こしているのに、自分には<悩みは無い>と感じる人達の多いことですね。
人生勉強を、{人生とは、何??}、{自分とは、何??}、{己の存在とは、何??}、{自分は人生について、学習しているか??}などと、学習しておくべきですね。
さもなければ、ある出来事を<切っ掛け>にして、心の「どん底」に落ち込んでしまいますし、「「うつ病」」や「「パニック障害」」や「「強迫神経症」」や「「心身症」」などの、色々な心の関連した病気になってしまいます。
人は、器質的な肉体の病気については<自分の眼に見えるので>理解できますが、心の病気は<自分の眼には見えませんので>、説明されても全然と理解できない人達が居ます。
嘆き、ボヤイて生きていても、自分には<悩みは無い>とさえ考えるのですから恐ろしい現象です。
そんな人々の、何と多い事か、当方では、人間の心って面白いなどとも感じています。
殆どの人達が、人生について十分に理解しないまま、{不透明な道}、{不確定な道}、{不確実な道}を{透明な道}だと思い生きています。