「四苦八苦」の続きから、述べていきますが、「四苦八苦」を理解するだけでも、「不透明な道」から「透明な道」へと少しでも変更できるものですよ。
さて、「四苦」について、次は③「病」です。
人は誕生してから、自分の一生を過ごす訳です。
「病」については、人間が此の世に誕生して来るのですが、生まれる前、母親の胎内に居る時から、既に、人間なのかでありましょう。
どの時点で、人間と言えるのか、はなはだ難しい問題もあります。
「人間の定義」そのものが、不透明ですからね。
各学者の立場から、人間の「定義」が異なって来るのですから、人間の学者達の考え方そのものも、不透明な人間達だと感じます。
まあ、母親の胎内に居る時も、一応、人間の形らしきものが出来上がった時に人間と言っておきましょう。
そこで、人間の男性と女性のDNAが結合して母親の胎内で人間として成長するのですが、既に、遺伝的な病気を頂き、母親の胎内に居る時から、病気になっている場合もあります。
いや、母親の胎内で死亡する場合もあります。
こんな場合は、親にとっても、胎内の胎児にとっても、{不透明な道}を歩いていますし、{不透明な道}を歩かされていると言っても過言ではないでしょう。
もう、胎内に居る時から、「病」を抱えているのです。
先天性の「病」ですが、自分が好き好んで「病」になるのではありませんよ、ね。
{不透明な病}、{不透明な道}と言っても良いでしょうが、これを明確化しようとして、胎内の羊水などを検査する事もあります。
先天性の「病」は、誕生後に表面化する場合も沢山とあります。
結構と、誕生後に表面化して来る[病]が、ありますよ。
人は、普段は、自分の属している集団、或いは、グル―プしか見えておりません。
誕生後も、人は沢山の「病」を抱え生きるし、年齢を重ねる度に病気も増えて来ます。
心の病、各心身症、各神経症、うつ病、躁うつ病、統合失調症、シンナ―中毒、アルコ―ル依存症、自殺、各種犯罪、子供達の引きこもり、登校拒否、非行、いじめ、自殺、などなど・・・
喘息、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肩こり、腰痛などについても、心 の葛藤が絡んでいます。
ですが、普通の方々は、勿論、お医者さんも、心と体の関係は案外と学習していません。
だから、皆が{不透明な道}を歩いていると言う結論にもなってきます。
高齢者では、いや、その前から若くても、肉腫や癌に侵されて死亡する場合もあります。
高齢者になれば、脳血管障害、心臓病、各種癌、などなどになります。
ですが、自分がどんな病気を抱えて死亡するかは、全く理解できず、{不透明な道}を最後まで歩く事になります。
心の病、体の病、交通事故、労災事故、天変地異、などなどで「病」になります。
人は誰も、自分の終末を{不透明な道}として、終わるでしょう。