<<人生>>「社会適応」(6)

 人対人、人対環境・・・、

  人間が人間社会を生きている限り、自分の周囲にて適応しなければならない。

 

 当方、本当に長年月間にわたり、心理療法に関わっていますが、人が生まれて、此の世を楽しく過ごして滅して行くなんて、大変だと感じます。

 人は、{生い立ち}が、皆が違います。

そんな人達が、互いに自分の気持ちを合わせながら、此の世を生きるのです。

また、幼い時期を通り過ぎて、次第に大人になって行きますよ。

人間として、此の世を生きるには、とにかく、何らかの事、何らかの仕事でしょうね。

働きながらでないと、寝たままでは人生を生きるのは不可能でしょう。

 

 基本的な人間の欲望は、人は、先ず、食欲ですね、食べることですよ。

面白いですね、人は、食欲が旺盛で<あれが食べたいとか、これが食べたいと>か、自分の好みの物を食べて美味しい美味しいと呟きながら、食べ物に拘りながら生活している人達は非常に多いです。

 そして、人はある年齢になれば、異性が欲しくなります。

思春期になれば、必ず、男性は女性を、女性は男性を求めるものです。

思春期になっても、私は異性を求めてはいないよ、などと言う人がいれば、やはり、人間として、何処か不思議な歪な心の持ち主と思われても仕方がありません。

 

 睡眠については、普通は、本能的であって、誰も睡眠が充分に足りている間は考えませんが、昼夜の仕事が長く続きますと、誰でも睡眠は欲しくなります。

格別に、病気、不眠症とか、うつ病になったりしますと、夜に眠れなくて、眠る事そのものに拘ります。

 あまり眠れないと、死んだ方が楽だという気持ちも出てきます。

<自殺念慮>ですね。こんな気分が起こって来ると、大変に困ります。

苦しいです。

辛いです。

生きていたい、生きていたい、だけど、生きるのが辛い苦しい、なんてなってしまいますから、大変です。

 誰も自分の気持ちを理解してくれない、人生は面白くない、などと感じます。

人間世界が、嫌いになるのですから、完全にドロップアウトです。

嫌いな事柄など有ると、心身症や神経症になりますね。

特別に{うつ病}の場合にはですね、自殺が心配です。

 

 昨今のマスコミで、何度も報じられますが、レンタン自殺とか、或いは、1年間の自殺者が3万5千人にもなるとか言われています。

人は、自分の生きる人生で<どういう事柄にでも適応>できる事が、一番に大切です。

 

 本当の自分を知る、「心理療法」を体験しておけば、最良です。

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