<<不透明な道>>不透明な道(6)

 人は、ともすれば、自分の道をしっかりと歩いていると、思っております。

小学、中学、高校、なんて、まだまだ若くて世の中は見えません。

勿論、時折ですが、例外的な事は有ります。

 小学生では、まだまだ、世の中の事柄について全く理解できません。

それでも、一生懸命に{自分の道}を歩いていると思っている人達が多いですよ。

よく、人生は一寸先は<真っ暗闇>だとも表現されています。

それでも、自分の未来に自分なりの希望や目的を抱えて生きるのです。

 

 中学生でも、まだまだ、自分の先の事は、明確にできません。

人によっては、どんな人間になりたいとか、どんな職業に就きたいとか、などの希望というか目的を持っている人達も居ます。

だが、見掛け倒しの目的の人も居れば、一生懸命に自分の可能性を求めて真剣に頑張る人も居ます。

 それでも、当方から見ていると、もう少し今の自分の道を<幸せと感じながら>生活して欲しいと考えるところです。

自分の深層心理を知りながら生きることなんて、この年齢では無理でしょう。

行き当たりばったりで、生きるのが、この年齢でもあります。

 

 高校生になると、かなり、自分の将来を考えないといけない時期になっていますが、一部の生徒さんは自分の目的意識を持って生きる場合もあります。

唯、人間って、その場その場の状況に流されるし、また、状況に合わせて生きるしかないのも事実でしょう。

 人間は、本来的には何も持たないで生まれて来ます。

ですが、自分の目前の欲望にかられて<青い鳥>を求めて生きます。

全体像が、見えません。

この全体像については、所謂、正常だと自負している人間さえも、見えていないと考えます。

まあ、成人、大人、高齢者の話は後回しにしておきます。

 

 面白いですよ。

人は、自分の生きる道を、真剣に自分の道だと思いながら、一方で、心の底に不満を持ちながら、生きるのですから、不思議でもあります。

真実なる{自分の道}を歩きたいのであれば、最初に、自分の潜在意識や無意識を開拓した上で生きる事です。

そうでないと、みかけの幻想感に囚われながら生きる事になります。

 子供達、小学生、中学生、高校生であれ、それなりに、自分の力量を知りながら生きる事が、凄く大切です。

{不透明な道}を歩かずに、自分の生命を燃やして生きる事、凄く大切なのです。

それでも、当方が伝えても、届かないのです。

心身症、神経症、うつ病、犯罪などは起こさないためにです。

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