<<人生>>「社会適応」(4)

 社会適応と言えば、大人の世界の事だけではないでしょう。

子供達にも、子供の社会があります。

幼児の社会、園児の社会、小学生の社会、中学生の社会、高校生の社会、人によっては、大学生の社会、大学院の社会、或いは、高校卒業から就職、場合によっては、中学の義務教育を出て就職をしている人も居ます。

人が自分の人生を生きるには、幼い時より、また究極的に見るならば、常に100%、人対人、人対環境の中でしか住めません。

 

 幼い時から、両親を中心にして、子供達の心の成長が進んで行きます。

優しい両親、乱暴な両親、虐待するような両親、色々様々な両親から育てられます。

勿論、先述しましたが、両親以外の人達からも、継子として育てられる場合も沢山とあります。

 皆が誰も、全く同じ条件では育ちません。

同じ家族の中でも、兄弟姉妹がいるとすれば、みんなが同じように育つかと問われれば、絶対に同じようには育ちません。

何故ならばですね、兄弟姉妹でも、上と下で、子供達の考え方は、全然と違った心を持って育ちます。

 

 よくよく、心理療法に関わっていますとね、問題児と一緒に来ている親達が、私の家では、皆が良い子供なのに、この子だけは<心が曲がっていると>などと言われます。

勿論、一般の家族、両親の方達に、そんな子供達の心を理解できる筈もありません。

父親の遺伝子を受けるにしても、母親の遺伝子と合体して、赤ちゃんが生まれて来るのですが、身長も違うし、顔の容貌も違います。

また、頭の記憶力も少々と違っています。

 

 記憶力と言えば、私は記憶力が悪いと言う人達も、中には、特別に記憶力の良い人達もいますが、普通は、あまり変わらないみたいですね。

唯、唯、人の物事を考える瞬間の心構えによっても、随分と{差}が出てきます。

 私は、記憶力が悪いんです、なんて言っていても、その人が人生観をしっかりと確立した時には、記憶力も抜群と良好になって来ます。

要するに、確かに、先天性に記憶力の良い人も居ますが、多くは、後天性の場合があるみたいですね。

 心構えの、問題が左右している場合も多いです。

記憶力に全く自信が無いと言うか、時には、{メモ魔}とさえ言えるような人達もみかけます。

お話をしていると、メモ、メモ、そんなメモばかりするんですね。

何で、そんなにメモするのですかと質問すると、忘れるといけないのでメモすると、答えられます。

 

 人間の心って、1念三千とも言い、面白いです。

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