祖父母から、育てられる場合です。
誕生したら、父母の顔を見ないまま、祖父母に育てられる場合があります。
暫くしてからか・・、何歳の時になるかは、人それぞれで違ってきますでしょうが。
幼い時に、祖父母から大事に育てられて、子供時代は優秀で、勉強もよく出来る子供達も見られます。
ですが、思春期に入る頃から、子供達にも思春期の<嵐>が近づいて来ます。
直ぐ傍の人達と自分の境遇を比較しては、自分の不遇について<悩む>場合が結構と多くなるでしょう。
そんな境遇での、子供達も、又、大きくなった人達も、自分が順風満帆で生活が進んでいる時は良いものでしょう。
だが、一度でも人生で<何かの壁に突き当たる>と、必ずや、自分の生い立ちが無意識的に今の自分の心を強迫してきます。
何で自分は、こんなに、こんなに考え込んでしまうのか、などなどですね。
不思議というか、面白いというか、悲しいというか・・・・、
人の考え方と人格は、その人の過去の中から創造されています。
どんなに上手に祖父母から育てられても、子供達が上手く育つかと問われれば・・・・、
<難しいでしょう>としか答えられないです。
勿論、育てられる子供達が、自分の人生に、感謝をして納得できるか、 どうか、でもあります。
祖父母から、育てられると言っても、優しい祖父母とか、祖父母でも途中から片方だけとなってしまう場合も多々あります。
人それぞれ、ワンパタ―ンで進む事は、絶対に無いでしょう。
可能であれば、生まれた子供を育てるには、本当の親が育てるのが良いのですが、多くの場合で、親達も子育てについて、勉強していません。
普通は、唯、唯、一生懸命に育てようと考えていますが、その<一生懸命>が無駄となったり、プレッシャ―になったりと、本当の親でも子育ては難しいですね。
最近は、若い人達の離婚も増えて、案外と祖父母の出番も増えているようです。
両親が離婚すると、誰かが育てます。
残った片親が仕事に出ると、どうしても嫌おうなく祖父母が育てるしかありません。
勿論、他の場所へ、子供達の意志は無く、移される場合もあります。
その後の環境や通り過ぎて行く人達の影響で、子供達は<どんな人>にでもなります。
これも、しっかりと考えると「親の因果が、子に報い」と言う事になります。
3歳でなくても、5歳とか7歳とか9歳とかでも、「三つ子の魂」の表現ができますね。
子供が成長して行く過程で、誰が、誰が、子供達の側を通り過ぎたかです。
育てた人も、子供達も、誰もが自己を見つめる「心理療法」の体験が重要です。
自分の歩いて来た過去の旅をして、本当の自分・自己を知って生きる事が大切です。