<<講演>>人間って、孤独??(15)

 71歳~75歳ですね。
最早、男性では、「終末期」ですね。
勿論、例外もあります。
男性で、100歳にまで生きているのは、不思議なくらいです。
男性寿命の平均年齢は、{78歳}になっていますよね。
人間、最後は、何らかの病気を抱えながら、残された生活を送っています。
全てが、健康で健全で生きるなんて、出来ませんよ。

 

 女性は、もう少し平均寿命が長くて{88歳}くらいですから、男性の{平均寿命}と比較して10年も長生きすると、言っても良いですね。
まあ、ここでは、女性の話は、後回しにしましょう。
男性が病気になって、自宅療養するか、或いは、病院に入院か施設に入所かなどともなります。
その時には、病気をした当人が、金銭的に裕福か貧乏であるかによっては、残る家族の世話の問題にも関わってきます。
 

 また、子供達が小さい時の親の育てたかにも関わってきます。

 子供の{生い立ち}にもよって、親が年老いて動けなくなった場合での、看取り方も違って来ます。
子供達の心が<<大人になっている>>か、心の中は<<子供のまま>>か、そんな子供達の心の状況によって、親が病気になった時には、親と子のとりなす人生模様も、色とりどりとなって現れて来るでありましょう。
自分の子供が居ない人、自分の子供が居ても、世間で言うところの<<まともに育たなかった子供>>、勉強だけはしたが、親に対して<<心の底=潜在意識や無意識>>では不満を抱えている子供達、勉強はしたが顕在意識で<<親に不満>>を抱えている子供達、そんな子供達によって、親への世話が全く異なってきます。

 

 この年齢では、本当に<<癌年齢の真っ盛り>>ですからね。
糖尿病、各種の癌や悪性疾患、高血圧、脳血管障害、認知症、心臓病、呼吸器障害、各種器官の動脈性硬化症、様々な病気が出て来る。
女性でも男性でも、この年齢で<<認知症>>の人達も見られますよ。
勿論、この年齢で元気な人達も居ますし、まだまだ、社長業で仕事をしている人も居ますね。
唯、自分の周りからは、友達も少しずつ減って行きます。 

 

 元気に生活している人達でも、心の底では、意識しようと意識すまいと、無意識的には「死」が付き纏う事で、それなりに<<孤独感も感じる>>日々が来ております。
心の底の孤独感を感じていても、当人に聞いてみれば、自分の孤独感に気づかず、そんな気持ちは全くないと、自己主張する人が多いです。

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