<<病気の症状>>不眠症(5)

 不眠そのものに拘って、なかなか眠れなくなります。

面白いのが、当人が眠ろうと考えると、益々と眠れなくなりますね。

これは、「不眠症」の体験がないと、なかなか理解できないでしょうが、<眠りたい>と思うのは、全くと、逆効果です。

眠れなければ、悶々と考えて、また、眠ろう、眠りたい、眠りたいと考えます。

 何も考えなければ、「不眠症」なんて、起こりませんけれどね。

「不眠症」には、1の閲覧分で説明しましたが、不眠症の傾向でみていますと、単なる「不眠症」か、うつ病による「不眠症」かが、分かるものです。

でも、普通の方達には理解できないでしょう。

 

 うつ病で不眠の場合では、どんなに沢山の睡眠薬を服用しても、眠れませんので注意しておいて下さいませ。

うつ病で不眠が続けば、必ず、何らかの別症状がでて来ます。

<死にたい>、<生きているのが、辛い>、<苦しい、苦しい、何で生きているのだろうとか>考えますよ。

 「不眠症」の人達は、深層心理を掘り起こしておくと非常に気楽になって、治るものです。

それでも、人間って、なかなか自分の心の底を自己探求しません。

怖いです、よ。

それほどに、人は、自分の心を見つめたくないと、考える人達が多いですからね。

それにも関わらず、自分は真面目で善良な人間だと自負しています。

そんなに真面目な{人}であれば、どれほど真面目な人間か、一度でも良いので、真面目な人間像を調べて見せて欲しいのですがね。

 

 全ては、生い立ちの心に遡るもので、「三つ子の魂、百まで」、「親の因果が、子に報い」などと、言われている通りです。

深層心理、潜在意識と無意識は、渦を巻いていますが、これらの意識をたくさん抱えているのも顕在意識=現在意識であることに間違いありません。富士山の裾野のように、たくさんの心が、深層心理の中に流れて、渦巻いています。

 多くの人達は、自分の深層心理の中に渦巻いている固着「=過去の心で解決されていない心」には、全然と気づいていませんから、人間の人生の生き方って熟慮して考えると、誰も自分の外界に【青い鳥】を追いかけながら、<<錯覚>>して生きているのだとも、感じてきます。

 

 人が<幸せを感じるか、どうか>は、青い鳥を自分の外界に追い求めるのではなくて、自分の心身の中に<どんな青い鳥>がいるのか、見極めるのが最大の重要事でしょう。

 自分の心身の中に{青い鳥}を見つけて、初めて{自分の求めている青い鳥}が{どんな鳥であったか}を、再確認できるでしょう。

「不眠症」も、心の葛藤から起こっています。

己の力量に添って生きれば、「不眠症」も解決できます。

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