<<人生>>善人と悪人(1)

 

 人として、この世に生まれて来ます。

 誰も自分は、{良い人}、{善人}であると思って生きています。

 いや、さもなければ、人から他人から良い人間だと評価されたい、褒められたいと、

 思って日々の人生を暮らして生きています。

 

 人生を生きる上で、「善人」か「悪人」の判断が出来る事が本当に大事なのですが・・。

人は、優越意識を持って、優秀な人だと思われたいのです。

賞賛を浴びたい、真面目で正直な人と思われたい。

よくよく考えてみると、意外にも、偉くて賢くて優秀で賞賛を浴びたい、褒められたいなどと思っている程に、未熟な人ではあるし、社会適応できない人達が、案外と多い。

 

 実際に、心理療法に立ち会ってみるか心理療法を直接に現場でやっている心理士でないと、理解できない事柄が多いかも知れません。

本当に人間社会で有能な人として活躍している人であれば、{優秀な人間}と思われたいと考えて良いかも知れません。

また、自分で思われたいと考えなくても、他者が認めるでしょう。

 だが、どちらにしても、褒められたいとか、優秀な人間だと思われたいと、自負している人達の中には、案外と不思議にも、変な人、一風変わっている人達がいます。

同じく、一風、風代わりに見えている人でも、自分の無意識と潜在意識をしっかりと自認して生きている場合とでは、全然と次元が異なります。

 

 自分の深い心の世界を知っている人であれば、他人を傷つけません。

自分の深い心を知っている人は、あまり他人が傷つくような言葉などを投げる事をしないのです。

 自慢をしたい人で、自分の潜在意識~無意識をしっかりと知っていない人は、案外と自慢げに自分の周囲や知らない他人の前で、自分自身を褒めていたいものです。

他人から見ると、自己主張の強過ぎる人にみえたり、それも自分の自慢話ばかりしたがります。時には、他人の話もじっくりと耳を当てて聞いてあげる時間を持ってみれば良いのですが、それも無くてはなはだ悲しいと言うか、可哀相な話であり、どうしようもない人がいます。

 

 勿論、社会的には有能で立派に生きている人達も見られるが、陰では案外と他人から悪口を言われている事が多いです。

本当に、その事柄に気づかないのです。

常識的な判断から見れば、真に格好が悪い人間でもあります。

周囲の皆から、賞賛を得られなくても、少数の人からでも褒められる人であれば、充分ではないでしょうか・・。

人間が生まれて来て、黄泉の浄土に消えていくまでに、一度も悪口を言われないで、消えて去って行くには、100%不可能でしょう。

 

 人が生まれ死ぬるまで、他人から悪口を言われるのが人の一生涯です。

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