<<心の世界>>36の質問 (36)

  これで、最後の質問にしますが、

 随分と人間の考え方と生き様が分かってきました。

私の現在の心と考え方や思考傾向やプラス思考やマイナス思考、

などなど、全部が自分の深い心に操られているのですね。

自分の心を再確認のため、<<生い立の過去の自分の心の再解釈を>>しておかないといけませんね。

{顕在意識}はコロコロと変化しますが、根源である{潜在意識}と{無意識}を確認が必要みたいですね。

また、過去の心を<<伝える>>={告白}なのですね。自分を表現して伝えるって事ですね。

そして、心の新しい考え方「再生」・「回向」・「新生」を得られる訳ですね。

 

{お答え}

 人間は、誰も自分が真面目に素直に生きていると、考えています。

こんな思い、考え方をしていると、<<怖いです>>ね。

何故なら、自分は真面目だと思う人(本当は、駄目で愚かな人なのですが・・)、当方から考えていると、見栄と虚栄心への執着心も強い人が多いです。

こんな考え方は、人間の幼い時期から母親や父親を通して、心が形成されるからです。

勿論、幼い時に、両親以外の人達や劣悪な環境なども、心の形成に影響します。

 心・性格・自己同一性・人格、などと言われます。

「三つ子の魂、百まで」、これは、昔では数え年で3歳、今では2歳、2歳までに第1期の「不信感」が形成されますからね。

誕生~2・3歳~6歳~9歳~12歳~~~までが、非常に大切です。

人が現在に悩み、未来に向かって悩む場合では、自分の過去を散策する事で、心・人格を矯正するには、これしか有りません。

 

 人生で一番に大事な{悟り}は、「無常観」を悟る事です。体で生身のまま「死」を悟る事ですから、信じられない程に<<凄く嬉しく>>なるでしょう。

眼前に、どんな人達やどんな環境が立ちはだかっても、必ず乗り越えられるでしょう。

 「無常観」を悟られれば、「無我」を悟れるし、「無我」を悟れば「涅槃」を悟れるでしょう。

「無常観」を悟れば、自分が<<仮の存在>>だと分かるし、<<今を生きる>>事が格別に大事だと理解できるでしょう。

悩んだり悲しんだりする{時間}が、もったいなくて、自分に与えられた{時間}が少ないのに気づきますよ。

 

 生きながら「涅槃」に入れば、煩悩は燃えないでしょう。

万一、煩悩が燃えて苦しんだり悩んだにしても、何処まで<<煩悩をメラメラと燃やせば、自分の負担になるのか>>という、その限界と境界に直ぐに気づきます。

此の世から、消えた時が「涅槃の世界に入る」のでは、ありません。

心も体も、消えてしまえば人生での<<生身>>は終わりです。

 生身のまま「涅槃」まで悟られれば、最高の人生となります。

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