次は、「愛別離苦」ですね。
分かり易い説明をお願いします。どんな説明になるのか、楽しみです。
{お答え}
{愛別離苦}、です・・ね。人間の本質を、ついていますよ。
人は誕生した時から、何かを求めて生きています。
誕生の後には、既に、母親のスキンシップや、お乳を欲しいと思うようになるでしょう。
乳児~幼児~学童~・・・などと少しずつ成長します。
2歳から、既に、人間の心の方向性を決定するような年齢となります。
2歳までに、第一期の{{不信感}}が育まれますし、その後の出来事が第二期の{{不信感}}と言いますが、眼前に有る物や、親の愛情も得たいと思うようになります。
余程、運が悪いと、自分の希望に添った願い通りにならない事柄が沢山と有るでしょう。子供達の状況や環境にもよりますが、貧困や戦争などのある国では、何時の事、親との別れがあるかも知れません。
小学、中学、高校、などと成長すれば、友達との避けられない別れや、動物や植物などとの別れと悲しみ、それに、色々と好きな玩具などにも「別れ」があるかも知れません。
突き詰めて考えれば、貧困国や戦争国でなくとも、先進国でも夫婦の「別れ」による{悲しみ}、兄弟姉妹の「別れ」による{悲しみ}など、幾らでも沢山とあります。
動物や植物と言いましたが、可愛がっていた犬や猫や他の動物、自分が育てた可愛い花などにしても、誰かに盗まれるとか、油断したまま<水やり>なども忘れていたり、天変地異で瞬時に自分の家との「別れ」までが来て「悲しみ」も大変な事件となります。
ある年齢になれば、着衣とか大好きな化粧品とかダイヤモンドとか、仮に、自分の手中に有ったものでも、自分の金銭にしても困れば、自分の手から離さざるを得ないですね。
そんな{品物・金銭}とも別れたくないのに、仕方なく「別れ」がある場合も有ります。
人災による{盗み}や自然の{天変地異}などでも、「別れ」は起きます。
人は誰しも、何かを求めるもの、格別に{愛}とか{恋}とかの感情は捨てる事が出来ませんし、また、捨てたらいけないものでしょう。
思春期以後では、年老いてひどい「認知症」になるまで、人として持ち続けるでしょう。
{愛}が有って、{恋}があって、全体の人間世界が成り立っているみたいです。
人は誰しも一人では孤独ですよ。
どんな好きな動物や植物やダイヤモンドや金銭や名誉や地位を、抱えていてもですね。
{愛}には、色々な形とか、同じ言葉でも格別に意味が沢山と含まれていますね。
人間が生きている以上、必ず、{愛}・{家族愛}とか{人間愛}とか・・神様の{愛}とかありますが、それでも、{愛}からの「別れ」もあるでしょう。
「別れ」とは、<<失う>>事と同じです。
愛するもの、好きなもの、恋するもの、欲しくて自分が持っていたものでさえ(思いだけの事もあります)、失う場合が何時のこと有るかも知れません。
男性と女性との恋愛で、「別れ」によって時折ですが、自殺する人も居ます。
「生き別れ」と「死に別れ」があります。
人生の未来は{不確定}、{不確実}、{不透明}などと、悟っていれば・・。