まだまだ、話を続けて下さいませんでしょうか。
確かに「四苦」の説明は受けましたが、残りの「四苦」を聞いておりませんしね。
ここは、私も勉強しなければなりませんが、頭で理解できる範囲でも構いません。
質問した上で、私も必ず己を見つめる「心理療法」を受けたく考えていますから。
是非、お願いします。
{お答え}
残りの「四苦」ですから、最初は「求不得苦」から話をしましょう。
人間って言葉を変えれば、<<欠乏欲>>の塊ですよ。
全世界の人達が、そうだろうと思いますよ。
格別に先進国では、目先に見えるものは、欲しいものが沢山とあります。
「衣」・「食」・「住」から,沢山と欲望を抱えています。
「着る物」を一つみても、あれが着たい、これが着たいと、格別にオシャレな人達は、着衣もそうですが、一緒に着衣に付けたものが装飾品として宝石類やゴ―ルドやプラチナの貴金属が昨今では、多くなって来ていますね。
でも、これらが欲しければ、金銭が無ければ自分の着衣にも付けられないですね。
宝石類が好きだと思っても、自宅で品物を手にする事ができません。
「食」も、最近では、庶民が贅沢になって、今日は<こんな食事>が食べたいとか、明日は<別のイタリアン料理>とか、別の日には<フランス料理>とか、また別の日には<高級な寿司や日本料理>だとか・・・、そんなに思っても日常生活で贅沢な食事ばかり、毎日も食べられません。
面白いことには、「居住」ですね・・・人間って、自分の知っている人が、自分の傍に豪邸を建てると、<ヤキモチ>、<嫉妬>、<妬み>、<悔しさ>、<腹立ち>、などなどの感情が湧き起こってきます。
でもね、自分の知らない人達なら、自分の傍に<何を立てようと、建設しよう>と、立腹しませんね。
隣の家と比較しなくても、知らぬ人達の豪邸が立っても本当に、最初から何だか<諦めのム―ドなのです。
小さな住居でも、満足している人達も見られますし、大きな家に住んでいても<まだまだ欲求不満>を持ちながらの人達も居ます。
人間の欲望って、凄いですよ。
とにかく、自分以外の人よりも<良い物><良い人>が欲しいのです。
通常は、誰もが{青い鳥}を自分の外側に求めています。
何故、何故、何故、人間は自分が悩むほどに、物や人を欲しがるのか、そんな考えをして悩みながらも、自分の心を内側に向けて見ていないので、何故に悩むかを知る事が出来ません。
人が人生を生きるには、自分の心を知る事です。