動物や植物や無生命体などのお陰で、人間は生かされて生きていると、説明しました。
今回は、周囲の人間、いや、巡り巡って世界中の人たちのお世話を受けているのが現実でしょうが、この事について皆さんは考えていません。
食物だけ見ても、日本産にしても、外国産にしても、自分の知らない人達が生産して、運んで来る人達もいます。
人は、小さなお店、大きなス―パ―などにしても、そこから、食品を買って食べています。
見知らぬ人達のお世話を受けています。
果物、野菜、魚、肉、などなど全てですね。ス―パ―などで買って食べる物だけでなくて全ての販売しているものには、人の手が、かかっています。
人が生きるには、原則として、現代社会では<金銭>が必要です。
金銭は、紙幣や銀貨などにして生き物ではありません。
ですが、面白いのは、人間は誰しも金銭を沢山と欲しがっています。
この金銭の<やり取り>も、全て人がやっています。最近は、自動販売機のような機器で設定されていれば、直接には人の手を煩わせない場合もあるでしょうが、準備には<人の手がかかって>います。
細かく見詰めていくと、人間は自分一人ではありませんね。
家庭の中を見渡すだけでも、IT文明・文化とか言ってですね、テレビ、電気冷蔵庫、電気掃除機、冷暖房、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、などなど、機器のみならず新しい文化が生まれて来ているのでしょうか・・・・。
人間の生身の生活する人々にとって、格別に便利さは増えて来ていますが、一方で人間の心の歪化も顕在化して来ました。
大変な時代が、来たようにも思います。
人の生活様式は、自分の眼前を眺めて好きな物や好きな人達と一緒に、というのが日常生活のようです。
他人よりも、自分が大切ですね。
その気持ちは、充分に分かります。
自分という人間が、よく言われる{ナルシスト}、{エゴイスト}ではなくて、人間像全体を見詰めて生きて行ける、それなりに調和できる人であって欲しいです。