人間として此の世に誕生するには、一人では不可能です。
誕生した以上、矢張り、一人で人生を生活するのは不可能です。
しばしばと、人間嫌いの人達に出会う事もあります。
本来的には、彼等も人間が好きではありますが・・・、自分以外の他人と気持ちを合わせるのが下手です。
本当に、心底と、人を嫌いと思うのであれば、その人は、誰の顔も見ないでよい深山の山奥に一人で住めば良いのですが・・・・・。人が嫌いだと言う人格の歪な人達は、決して深山の山奥に一人では住めません。
或いは、彼等は、絶海孤島の誰一人として住んでいない大海原の島に住めば、それで満足するのではないかと思うのですが・・・・・・・。
彼等は、そんな所は、あまりにも孤独感が強くなりすぎて住まないですね。孤独感が強い故、また、そんな生活は怖くて淋しくて出来ません。
俗に、人間嫌いの人達は、本質的には<人が好きです>けれど、自分以外の人達との付き合い方で、態度や会話などを如何にこなすかを理解しないし分かっていません。
こころの底では、本質的には、人を好きです・・好きになりたいのですが・・無理ですね。
劣等感があまりにも強いですね。対人関係でもコミュケ―ションが充分に出来ない事を彼等は知っています。
劣等感=自分と他人を比較して、自分の方が<劣っている>という気持ちですね。
だから、自ずから、他人を避けて、自分の人生を暮らすようにもなります。
家族の中でも、学校の中でも、職場や社会環境の中でも、他人の皆と同じ心理状態を持てないので、何事につけても楽しくもないし面白くもないです。
引きこもり、登校拒否、出勤拒否、などなどは、歪な心が自分の内側に溜まっていったものでしょう。
歪な心が外側に溢れ出すと、非行や犯罪や殺生事件にまで進展して行くでしょう。
所謂、自分以外の他者を巻き込んで、褒められもしない出来事などが起こります。
時には、稀ですが、人間嫌いの人達から、素晴らしい物・事・文化など起こる場合がありますが、全体的には少ないでしょう。
せっかく此の世に生まれて来た以上は、楽しい人生であって欲しいです。