過去を振り返るように、しきりに先生は言われます。
具体的には、どんな風に<過去を振り返る>のですか。
また、それが、役立つ理由は何故でしょうか??
{お答え}
胎教と言いますが、普通に考えると、母親の胎内に居る時まで、過去を遡って記憶を手繰りだすのは、不可能でしょう。
・そこで、自分の誕生から、可能な限り<幼い時>にまで、過去を遡り自分の赤ちゃんの時にまで、自分の過去を回想して欲しいですね。
・赤ちゃんの時にまで、遡るのは困難でしょうから、努力して思い出す範囲で良いから回想して欲しいものです。
・又、具体的に回想するのが良いですが、赤ちゃんの時には、母親が、或いは、父親が、自分に対して、どんな風だったのか推定でも出来れば、推定で考えてみて欲しいです。
そして、自分だけで思い出しました、誰にも話す事は有りません、だけでは駄目なのです。実際に人の心は非常に簡単なのですが、心のからくりが有ります。
・思い出したことを自分以外の他者に話す必要があります。
そのことで、心のカラクリが分かってくるものです。
人間、特別に自分の{心のカラクリ}を体得しておかないと、どれほどに、人の心は簡単で<算数のように>なっているのかを、理解できません。
「因縁」と、言いますね。
当方、宗教には関心ありません。
しかしながら、「因縁」って、説明しやすいので、言葉を借ります。
「因」があって、「縁」があります。
こうこうだから、こうなりました、などなど、現代言葉で表現するならば<因果>と言っても良いですね、<因果応報>とも言います。
・心の因果関係を、調べるのです。
・自分の過去で、自分の心は<かくかく>だったが、相手の心は<どうだった>のかですね。この事柄が、非常に大切です。
・悩み苦しみは、自分の過去の心に「因」が有ります。
だから、今、悩んでいるとすれば、自分の過去を小さい頃から<調べて>いくのです。
・自分の過去と言っても、実際には、母とか父とのかかわりを、主体に調べます。
・兄弟姉妹についての、自分の心の<動き>を調べた方が良いです。
・それに、母親や父親、兄弟姉妹について調べたら、時間が有れば、と言うよりも、時間を取って、自分の側を通り過ぎて行った人達についても、調べましょう。
そうする事で、自分の幼い頃から、どんな事柄で自分が悲しい思いをしたとか、腹がたっただとか、マイナスの気持ちや感情が、沢山と理解できます。
そう、自分の過去の心の悲しい事柄、悔しい事柄、マイナスの感情などが、沢山と出てきます。こんな心を知る事が、最重要です。
己の深い心を知る事です。