人間が此の世を生きるには、必ずや、自分の進む道において、時には、心の迷いが誰にでも出て来るものでしょう。
私には、何も{心の葛藤}は有りませんと、言う人が居れば、逆に、その人は未だ人生の出来事や俗世間の出来事について、充分に分かっていない人でしょう。
理解できている積もりが、理解できていないものです。
とにかく、人は誰もが自分は真面目だと考えて生きています。
程度の「差」が有り、生い立ちの「差」ですよね。
何時も、どのような時も、人間は現在を生きるにあたり、自分のこれまで生きて来た<<過去の心が動いており、今の自分の行動を無意識的に操作>>しています。
この事については、一般の方達には気づかない{心}と{会話}と{行動}なのですが、必ずや、生い立ちの諸々が関連しているものです。
それ故に、人間が生きるには、過去を振り返る事が最大に重要です。
また、「犯罪」などは、どのような「犯罪」にしろ、大きな「犯罪」、小さな「犯罪」なども、今の自分の犯した、或いは、置かれた状況の<責任>に気づかず、大変です。
「犯罪」を起している人達に、当方は、沢山と出会いますが、少しずつ話を聞く事にしています。
皆が、当方によく話すことは・・・・・
自分の生い立ちは、出鱈目だった。
母親が、悪いんです。
父親が、悪いんです。
自分が幼少の頃、両親が喧嘩して、離婚して寂しい幼少時だった。
両親の喧嘩は、絶え間が無かったし自宅にいるのが耐えられなかった。
母親に背中を向けて、家出もした。
父親の顔を見るのも、嫌いだった。
兄弟姉妹も、皆が嫌いで嫌いで家に居ても何も楽しい事は無かった。
学校にも、あまり行かなかった。
勉強なんて全く、する気持ちは無かった。
誰も、友達は居なかったよ。
寂しくて孤独で、生きているのも嫌いだった。
何で此の世に生まれて来たのか、親を恨んでいるだけだった。
「犯罪」を起す人達は、多くが、こんな過去、歪な自分史を抱えており、現在も自分の心の底には{{悲壮感}}・{{孤独感}}・{{劣等感}}・{{怨念}}など、社会や俗世間に対しての「「心の葛藤」」は大変なものです。
自分の{{心}}と{{気持ち}}を理解してくれる人を探していますが、誰も理解できる人間は居ないと考えていますから、大変に寂しい孤独な人たちです。