<<家族・親子>>親と子の心(4)・・・・事件・犯罪

 小学校に入ると、随分と変化してきますね、格別に自分の心は未だ見えませんが、他者を批判する心は、随分と成長してきます。

小学校でも、低学年では、まだまだ、他者を批判していても<<批判の心は小さい>>です。

小学高学年になると、随分と子供達の心も変化してきます。

自分を、自分流で見る眼は、勿論、持っていません。

ですが、かなり、目前を批判する心だけは出来上がっています。

{不平}、{不満}、{立腹}、{悔しさ}、{悲しさ}、{恨み}の感情などは、いくらでも持てる年齢になって来ています。

勿論、まだまだ、大人ではありません。

 

 子供達の心の「平安」が出来る、育つ場所は、どんなに考えても、家族の中にしかありません。

母、父、兄弟、姉妹、などなど、皆が好きかどうかで決まってきます。

兄弟姉妹が居ない子供達は、それで、納得した生活を送っているか、どうかですね。

どんなに考えても、子供達が途中で育たなくなるのは、家族の{{病}}が隠されています。

悲しいものです、いや、なんとも、言えません。

親に、貴方の育て方が悪いと教えてあげても、絶対に自分は悪くない、なんて言うのですから・・心理士として、悲しいものです。

自分の生き様を、{懺悔}できない親達は、他者の言う事柄を受け入れないから、誠に悲しい限りです。

 

 当方、随分と長期間にわたり、「心理療法」に関わってきました。

子供さんが悩み苦しむ時には、親が絶対に子供の心を叱らない事が、最大に重要です。

又、<<子供達を叱りながら>>一方で、心理士の悪口を言うのです。

そんな親達は、永遠に自分の子供達に{心の平和}を与えられないことでしょう。

悲しい事実ですから、伝えておきます。

当方が、しばしばと聞いたり見たりする真実ですが、子供達を叱って彼等の心を治療する事は出来ません。

 

 自分の親が嫌いな子供達は、周囲の人達を好きになれないのです。

心底と、他人を信用する能力を持ち合わせていません。

人間って、心の底に安定した心を持っていないと、常に、自分の現在の心が不安定です。

そんな不安定な心が、何処からやって来るかを、知っていないといけません。

人間に一番と大事なものは、「心」なのです。

子供の健全な心は、全ては、親の心の有り方しだいですよ。

世の中を「生きる事」は、自分の心を上手に動かせないと、立派な生き方はできません。

「己の心」を知って、初めて他者の心を理解出来ます。 

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