<<身代わり不可症候群>>身代わり不可症候群(続)6

 前回に、親への「恩」とか、親への「感謝」などと、そんな話をしましたが、一般の皆さんは<<何で、そんな古い話をする>>のかとの感じも有ったでしょう。

それでも、大切な話なのです。

子供の学校生活でも、いじめ、自殺、非行、引きこもり、登校拒否、神経症、うつ病、シンナ―中毒、などなど、また、大人の出勤拒否、アルコ―ル依存、セクハラ、パワハラ、覚醒剤依存、事件、犯罪、などについても、全てが、幼い頃からの<<母親や父親や兄弟姉妹、などとの関連>>が有るものです。

 

 どんなに自分で読書して勉強した積りでも、現実に心理療法に関わった人達でないと、理解できないでしょう。

精神科医や診療内科医の先生にも、「心理療法」の有効性については体では理解できていません。

大学の精神科の教授が{うつ病の話}をした時に、当方が質問と言うかコメントした場合が有ります。

「うつ病者の治療」に、何故、薬の投薬だけの話をするのですかと?? 本気で質問しました。

 精神科医の教授は、何も返事をしてくれませんので、仕方なく、「「「心理療法」」」をしていないのですかと、更に、質問を追加しました。

教授は、曰く・・・、心理療法を勉強していないとの事でした。

 

 そんな返事が戻って来たら、それ以上の質問もできないので、では、質問は中止しましょうと、言ったケ―スがありました。

当方の考え方では、うつ病になるのは、悩むから{うつ病}になるのであって、悩まなければ{うつ病者}にはならないと、言ったのです。

うつ病になってしまったら、今更、自分が何を考えて生きるのか、全く自覚できません。

最初から、悩まない人間であったら、<<誰も、{うつ病者}には、なりません>>ね。

これが、当然の事実なのですが、何故か、医療の世界で<<心の治療>>は見落とされています。

 

 {うつ病者}に限らず、全ての心が絡んだ病気は、自己中心的な考え方からなのです。

当方が伝えている「身代わり不可症候群」の人達が、多いです。

自分が生きている世界を、自分を中心に考えています。

眼前に居る人の誰の考え方をも、全く受け付けません。

{うつ病者}も、そうなのです。その他の心の病の人達の全てが、そんな心の状況ですね。

親への「恩」を感じる人、「感謝」を感じる人は、親の気持ちを理解できる人だから、「身代わり」が出来るのです。

そんな人達は、悩みの世界に入っても、自分の「身代わり不可症候群」に気づけば、直ぐに、心を変えられますから、{うつ病}も治ります。 

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